前日朝6時からずっと、途中少し外出もあったが、ずっと寄り添った。
願望とは裏腹に、最期の瞬間が訪れるのを待つかのような時間が流れていった。
少しずつ息が細くなっていき、昨日までは苦しそうな呼吸ながらも歩けていたのが、何かを思い出したように力を振り絞って歩き始め、歩こうとするものの足を踏ん張れずに震えながら何とか動いている姿を、ただ見て過ごすしかなかった。
横たわっている身体を優しく撫でると、先っぽだけではあるが尻尾を振ってくれ、それが精一杯喜びを表現してくれているのかと思うと、「ありがとう」の言葉しか出てこなかった。
夕方4時くらいに鼻や口から血が混じったものを吐き、いよいよ最期が訪れたと思ったが、何とか持ち直した。
その時に、「日付が超えるまであと8時間、頑張れるのだろうか」と思ったのだが、それから虫の息にも関わらず0時を超えたのである。
0時半過ぎ、それまで横たわっていた状態から、最期の力を振り絞るようにソファーの下に身体を引きずっていった。
最期は看取らせてもらいたいと思いソファーの下から出したのだが、まだ若い身体ゆえ絶命の瞬間は壮絶だった。。。
翌朝起きてみると、そこには息をしていない身体が横たわっていて、亡くなったことが現実であることを認識させられた。
葬儀社が夜でないと都合がつかず、本当の最期の時間をゆっくり一緒に過ごせるのがうれしかった。