最近非常に訪問してくださる方が
増えているようでありがたいです。
なんでなのか最初は
分からなかったのですが、
やはり大谷翔平効果はデカいですね。
大谷がチャンドラーを使いだした途端、
アクセス数がビックリするほど増えました。
もう彼に足を向けて寝られません。
ありがとう翔平。
と、いうことなんですが、
私のブログはミーハーな話題から
マイナーな話題まで、
幅広く扱う方針ですので、
あまり大谷の話ばかりするのは、
気分がよろしくありません。
なので本日は、
マニアの間では
かなり周知されてきた
新しいバットの話題に
手をだしていこうかな、
と思っています。
本日紹介するのはこちら。
Sam Bat JP23 Pro Serect
カタログスペックは34.25インチ/32オンス(87cm/907g)です。
ご覧のとおり、ノブの部分に一癖ある一本です。
ななな・・・なんじゃこりゃーーーー!!
とはなりませんでした自分は笑
これ、最近のMLBでにわかに流行の兆しが見え始めている
PUCK KNOBと呼ばれるタイプのバットです。
ネーミングの由来としては、ノブの出っ張り部分をアメリカ国内で大人気のスポーツである、アイスホッケーの球・・・英語だとホッケーパックというらしいですが、それに例えているそうです。
ただね、これ、日本人で、野球をやってる人なら、まずこれが思い浮かぶのでは?
こけしバットです。割と昔から打撃の練習用に用いられている手元に重心を寄せて、軽くする製造手法のバットですね。
今更感がすごいので、特に新鮮さは感じなかったんですが、MLBで流行ってるなら!!ということで、こちらでも試しに一本買ってみることにしたわけです。
このPUCK KNOBが大流行した背景としては、これを使用している選手の活躍が顕著だったことが一つの要因として考えられますね。
2022年シーズンNLMVPを獲得したカージナルスのポール・ゴールドシュミット選手です。
バッチリ映ってますが、PUCK KNOBを使っています。
昨シーズンでOld Hickoryとのマネジメント契約が切れたようで、さっそくMarucciのPUCK KNOBバットを使い始めたのですが、これが大当たりし、チームを牽引する大車輪の活躍を見せてくれました。
ゴールドシュミット選手がMarucciのものを使っているとおり、現在のMLBで使われているPUCK KNOBはMarucciのものが大部分を占めています。
同僚で、同じく主軸を打つノーラン・アレナド選手もMarucci謹製のPUCK KNOBを使用していました。彼も元々はOld Hickoryの契約選手だったという共通点があります。
ただ、彼の場合はかなり長く握っているので、効果があるかというと・・・う~んどうなんでしょうね。
カージナルス内では、かなり使用している選手が多く、現在のWBCで大活躍中の
ラーズ・ヌートバー選手も一時期使用していましたね。
(ただ、本人はもう以前のモデルに使用バットを戻しており、現在は使っていないようです)
んで、この話題に自分も早速Marucciのやつをオーダーしてみるか!と思ったのですが、どうもそれでは面白くないなということで・・・
まず最初に、自分で作ろうという結論に至りました。
タイラバヘッド100gを、ペットボトルキャップに埋め込んで、バットのノブに取り付けるという極めて原始的な方法です。
あとはテーピンググルグル巻きで、ハンドメイドPUCK KNOBが完成しました。
テーピングの重量も含めて、なんと130gも手元に重量が追加されています。
いいでしょう?これ。
ただ、これは自分はあまり手にしっくりきませんでした。
手元がなんというか・・・ふわふわする感覚が強すぎてなかなか感覚がつかめず、
結局2,3回のケージバッティングに使ったっきりで、とってしまいました。
見てくれは真似ることはできるんですが、やはりここはプロが作ったものを買うしかないのか・・・?
いや!でもMarucciのを買うのは負けたような気がする・・・と勝手にメラメラしてしまい、結局手を出したのが、これです。
Sam Bat製のものとしては、初めて一般向けの販売となったPUCK KNOBモデルのJP23です。
使用者は、パワフルな打撃が魅力のジョク・ピーダーソン選手です。
あまりSam Batを使っているイメージのない彼なんですが、
以前から結構頻繁にSam Batをオーダーしているようで、USEDモデルも稀ですが、出品されている様子です。
んで、Sam BatとPUCK KNOB、そしてピーダーソン選手、どこで結びついたかですが、
ニューヨークヤンキースのアンソニー・リゾ選手から譲ってもらったと思われるMarucciのバットをブレーブス在籍中に使用していることが確認されています。
ちなみにこのバットですが
USEDも市場に出ています。ご覧の通り、PUCK KNOBですね。
ここら辺からのつながりで、Sam Batにも自分自身のシグネチャーモデルとして試作させたものではないかなぁと思っているのですが、違ったら有識者の方教えてください!笑
上のリゾのモデルにかなり形状が似ているような気がします。
一応、Sam Bat側が示している似ているモデルにはS318が表記されています。
と、いうことで前置きが長々しくなってしまいました。申し訳ないです。
JP23自体の紹介もぼちぼちしていきましょう。
実測重量は912gでした。32オンスで製造されたものしては、合格点ではないでしょうか。
いつもより長尺になっていますから、その分重量調整も難しそうです。
ロゴから上の打撃部分ですが、そこまで重厚さは感じません。
持ち上げた感覚としても、ズッシリとした感覚はあまりありませんでした。
ヘッドの直径は実測で64.2mm(2.53インチ)でした。
直径は2.50インチを超えるものではありますが、ロングテイパーの形状のおかげか、重量を感じにくくしてあるようです。
そして、かなりヒッティングポイントも長いということで、鋭い当たりに期待ができそうです。
ヘッドにはおなじみのカッピングも施されていました。
これも、ズッシリ感を感じさせない一つの要因でしょう。
次はロゴのあたりです。
今回のロゴのカラーリングですが、COPPERというやつですね。カッパー・・・銅ですね。
真っ黒なボディに、カッパーカラー、なかなかシブくてかっこいいです。
ロゴのあたりは40mmほどと、ほぼ標準的な太さです。
結構大き目なヘッドからバットの中間部分はきっちり40mmまで細くしてあり、さらに重さを感じさせないようにする・・・う~ん、素晴らしい技術です。
次はハンドル部分です。かなり細く見えるんですが、実測はどんな感じでしょうか。
一番細いポイントで、23.5mmとかなりの細さでした。
が、ここはかなりインクドット部分寄りの部分で、握る部分ではありません。
ここが最細でゆっくりノブにかけて太くなっているややフレアがかった形状です。
PUCK KNOBのふくらみの前の部分で38.0mm
ノブ直径自体は50mmほどと、標準的でした。
フレア/トラディッショナルって感じの形状ですね。
PUCK KNOB自体の厚さは28.2mmでした。
以前見たゴールドシュミット選手のものと比べるとだいぶ小さいかな、と思うのですがどうでしょうか?
今回初めてのPUCK KNOBとなりましたが、露骨な分厚いノブにするのではなく、どちらかというとスイングフィールの調節に使っている意味合いの強いものかな・・・と思いました。
で、素振りしたり、サイズを測ったりするだけでは面白くないので、とりあえずケージバッティングに少し使ってみました。
結果から申し上げると、ちょっと自分には合わないな、と思いました。
確かに重心が手元寄りになっているのを感じることはできますし、ヘッドが下がってしまうことも防げているんだろうなぁと思うのですが、手元のふわふわ感がかなり不快で、いつもの打撃感覚だとボールの上を叩いてしまうんですよね。
ライナー系の打球はかなり多く打つことはできたんですが、フライがあまり上がらなかったです。
これがプロのパワーがあるなら、この鋭いライナーが、すなわち長打になったり、スタンドインしてホームランになったりするんだろうなぁと思いました。
個人的には、以前紹介したアックスの方が使い勝手はいいような気がします。
ただ、これはあくまで自分の感触ですので、ばっちり適合する人にはかなりドハマりするんじゃないかと思いますので、ぜひ自身の手で試していただきたいと思います。
【リンクコーナー】
Sam Bat Pro Select
ここでは主にプロ向けに製造された配給品のうちで、配給漏れしたものや、サンプルとして試作されたものが販売されています。
カスタムオーダーと違って、結構面白いものが出品されますので、要チェックですよ。
JP23もまだ在庫があるようなので、欲しい方はお速めに!
Marucci Custom Order
私みたいに変な意地を張らずに、Marucciのものをオーダーしたい!という方はこちらからどうぞ。ちょっとお高いですが、ノブ形状問わず、いろいろなモデルのPUCK KNOBタイプのバットがオーダー可能です。
今回はPUCK KNOBの紹介も含めていたので、少し記事が長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
私事ではありますが、最近出費が多くて金欠気味なので、またまたですが、しばらく更新が停まります。トホホ~~~(泣)
ご容赦くださいませ。。。
Twitterの方はだいたい毎日活動中ですので、興味があればご覧ください。
【https://twitter.com/WolffeldS】
では、また次回。