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明日のわたしへ

昨日のわたしが今日のわたし、明日のわたしとは限らない。だから、わたしは明日のわたしに記録を送る。
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  またも少年法が改悪されて、18歳・19歳を特定少年とし、大幅に少年法から切り離すことになりました。すでにひとりの少年の実名報道がされました。特定少年に必要なのは厳罰なのか、それで社会も少年も良い方に迎えるのか。否です。特定少年にこそ厚い保護が必要だというこの論考を社会に広めたいです。

 事件を起こした少年たちは「加害者」の立場だけなのか。多くの少年たちが、虐待やネグレクトなどの被害を受けている。少年たちの加害の部分にだけ目を向けて厳罰を与えるやり方で、さらなる被害を受ける少年たちが再犯する。さらに罰を与えられる少年たち。被害の積み重なる少年に必要なのは被害の埋め合わせ、保護であると岡田行雄さんはいいます。

 わたしは、少年だけでなく、犯罪者となる成人たちにも同じことが言える場合が多くあると思います。加害者を罰したり排除するだけでは追いつかない社会の問題がたくさんあります。発達障害や精神疾患で家族や社会とおりあわなかった犯罪者は多いです。犯罪者個人だけに責任をおわせる今の刑事司法のあり方には疑問があります。犯罪者を再び社会に迎えて共に生きていくための救済を中心として刑事司法であってほしいと願っています。




 死刑廃止を訴えると、「被害者、被害者遺族の人権はどうなる?」とよく言われます。でも被害者遺族だけが被害者ではありません。加害者の家族や冤罪被害者も苦しんでいます。死刑制度がその苦しみを深くしているところがあるのです。
 この資料を読んで、死刑廃止を訴えるのに、加害者のことだけでなく、もっと広く「被害者」のことを考えられないかと思うようになりました。
 ウクライナの戦争のこともそうです。世界は、加害者だけの立場、被害者だけの立場という簡単な図式ではないことを、今、目の前に起こっていることから、わたしたちは知ったはずです。

 4月10日、福岡県弁護士会館で、”ハンセン病問題「知らない」を聴いてみよう PART2”という集まりがありました。

 いのちのライツ代表理事の林力さんの挨拶、「福岡県の人権週間でハンセン病をとりあげられたことがない、たいていの人がハンセン病の差別の実態を知らない、とのお話でしたが、「無知は差別の始まり」との言葉が心に残りました。

 いのちのライツ理事の瀬下幸弘さんは、福岡県市町村を訪問して、ハンセン病について取り上げて下さいという訪問・要請活動をしていると知りました。活動をはじめてまだ2年で残り35市町村とのこと。とても精力的に活動されています。しかし、財力がないので支えてほしいとの訴えでした。

 国立ハンセン病資料館館長の内田博文さんの講演は、「ハンセン病差別・偏見をなくすために」という演題でした。温泉ホテル宿泊拒否事件から始まるのですが、正直、ついていけませんでした。60分の中に2時間は必要な情報がぎゅっと押し込まれていて、メモが追いつきません。でも、これからの課題として、ハンセン病への偏見・差別をなくすための国・自治体がすべき施策は、あらかじめ、当事者の声を聞かなければならない、当事者参加が必要、そして、他のマイノリティーとの連携が必要だと言われていました。

 ハンセン病家族訴訟原告の方々の証言として、3人の方のお話を聞きました。一人は原告番号169番、関東の方でした。父親が強制収容されたのは自分5歳の時、大泣きした。小学2年で、兄が突然いなくなって、あとで収容されたと知ったそうです。らい予防法、隔離政策のせいだった。いつでも、ハンセン病のことが知られないようにと隠し続けなければならないのが一番辛いと言われたのが印象に残りました。

 次に、190番、父に後遺症があったから、自分は生まれる前から偏見・差別されることが決まっていた。飼い犬が殺されたり、家に火をつけられたりした。国の間違った政策、らい予防法のために村の人たちは自分たちを排除しようとした。自分は母から、怖い病気ではない、伝染る病気ではないと聞かされていたから平気だった。激しく泣来ながらの証言でした。

 最後に、188番、沖縄の方でした。父は18で、母は12で収容されて、療養所で自分は生まれた。しか一年間しか母の元のおれず、親戚に引き取られた。近所から無視されたり、盗みを強要されたりした。自分は療養所に行くのが楽しかった。親に会うのも嬉しかったが、療養所のみんなが優しい目だったから。
  鎮魂の碑がある。実は自分は堕胎されるはずだった。母は、注射されたが自分は生まれた。堕胎は珍しくなく、生まれてきても口を塞がれたり・・・。自分が生まれてこなかったらここに?

 3人の証言者は匿名で、写真撮影も許可されませんでした。いつか、堂々と名乗り、顔を出したいと希望を語られました。

 予定を30分過ぎて閉会しました。重いエピソードが多く、ここには掲載できませんでした。さすがに疲れる集会でしたが、わたしたちは、もっと、ハンセン病への偏見・差別について語り合い、社会を変えていく努力をしなければならないと思いつつ帰路につきました。

画像はインスタからです。


※コムスタカ(外国人と共に生きる会)ホームページより編集して転載します。

4月10日・11日ベトナム人技能実習生リンさんの最高裁に対する取組み

 孤立出産で双子の赤ちゃんを死産した後、死体遺棄罪で起訴され最高裁判所へ上告したリンさんの無罪判決を勝ち取るため、上告趣意書の提出に合わせ以下の取り組みを行います。

 無罪判決を勝ち取るため、より多くの方にご参加くださいますようお願いいたします。

 また、ご周知、拡散のご協力をよろしくお願いいたします。

◆ベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求める支援集会in東京
 4月10日(日)14:00から東京都千代田区の星陵会館
  開催形式は、対面とオンラインのハイブリッド開催です。
  詳細・お申込み方法については、以下のチラシをご覧ください。
  4月10日リンさん支援集会・東京

◆4月11日 上告趣意書と署名提出行動報告会
 4月11日(月)9:30より、上告趣意書提出直前の門前集会を行います。

 ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。

 また、上告趣意書提出後、
 11:00より最高裁への上告趣意書と署名提出行動報告会を行います。

 詳細は、以下のチラシをご覧ください。

 リンさん最高裁報告会案内

 ※ 会場での参加は、国会議員及び報道関係者のみ可能です。
   それ以外の方は、オンラインでご参加いただけます。

 たくさんの方のご参加をお待ちしています。