事件を起こした少年たちは「加害者」の立場だけなのか。多くの少年たちが、虐待やネグレクトなどの被害を受けている。少年たちの加害の部分にだけ目を向けて厳罰を与えるやり方で、さらなる被害を受ける少年たちが再犯する。さらに罰を与えられる少年たち。被害の積み重なる少年に必要なのは被害の埋め合わせ、保護であると岡田行雄さんはいいます。
わたしは、少年だけでなく、犯罪者となる成人たちにも同じことが言える場合が多くあると思います。加害者を罰したり排除するだけでは追いつかない社会の問題がたくさんあります。発達障害や精神疾患で家族や社会とおりあわなかった犯罪者は多いです。犯罪者個人だけに責任をおわせる今の刑事司法のあり方には疑問があります。犯罪者を再び社会に迎えて共に生きていくための救済を中心として刑事司法であってほしいと願っています。

