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明日のわたしへ

昨日のわたしが今日のわたし、明日のわたしとは限らない。だから、わたしは明日のわたしに記録を送る。
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 12月9日午後5時から1時間、天神パルコ前でパレスチナ連帯のスタンディングに参加しました。5時に到着したときにはもうたくさんの人たちがプラカードを持って並んでいました。道路の反対側には宝くじを求めて並ぶ人の列がありましたし、クリスマス商戦の中、通行人もとても多く、狭い道路は大混雑でした。今回は「福岡県総がかり実行委員会」の主催で、参加した人の中から次々にマイクが回されてのスピーチ。
 わたしは、アハリー・アラブ病院の再建カンパをお願いする冊子を並んだ人に配りましたが、残念ながらこの病院のこと、すぐにわかる人はいませんでした。パレスチナ、ガザの破壊された町、建物、負傷者、亡くなった人の情報は毎日たくさん流れていますから当然なのかもしれません。福岡パレスチナの会も独自のルートで募金をしていて、この日もチラシをまいていました。少ないお金をあちらにもこちらにも送ることはできない。街頭行動も全てに参加することはできない。でも、パレスチナに思いを馳せ、わたしにできることを選びながらこれからもやっていきたい。

 

天神パルコ前でプラカードを持つ人たち。中央にマイクスピーチの人。

「福岡県総がかり実行委員会」の旗が見える。

 

「人道支援へただちに停戦を」の横断幕を持つ人。プラカードを持つ人たち。

 

プラカードを持つ人たち。「虐殺やめろ」「NO WAR」などのプラカード。

 

「パレスチナに自由を」「ガザを解放しろ」などのプラカード。

 

以前に作って使ったプラカードに更に手を加えました。

『パレスチナに平和を!」の周囲をグリーンで塗りました。

「に」がわかりにくくなってしまったのはお愛嬌。

京アニ事件裁判で死刑が求刑された。確かに取り返しのつかない悲惨な結果と社会に与えた大きな影響を考えると極刑としての死刑が求刑されることは予想されていたこと。しかし死刑求刑とは、「この人を殺すべきだ」という宣言で非常に重い。誰も殺してほしくないと思うわたしは辛い。

工藤会壊滅のために状況証拠だけで死刑判決を導く裁判所には抗議しかないが、福岡県警が、今度は道仁会壊滅にも着手したようで不安になる。暴力団には何してもいいのか。家も借りさせない、就職もさせなきゃ、携帯電話も持たせないで生活できるか。追い込まれた人はどうなるのか。そんなことも考える。

そして小郡市で妻子3人に対する殺人の罪に問われていた元警察官の上告が最高裁で棄却され死刑確定へというニュース。一貫して否認していたことを反省がないとされた。冤罪なら否認するのは当然だ。報道は警察、検察、裁判所の発表を鵜呑みにし、人々の憎悪感情を煽るだけ。殺せ殺せの社会に嫌気がさす

しかし国内の死刑執行は昨2022年7月26日以来、行われていない。今月、執行がなければ2023年は死刑執行ゼロの年になる。どうか執行がありませんようにと願う日々だ。世界では戦争、紛争が絶えない。死刑をやめた国も殺せ殺せが絶えない。死刑と戦争は人が始めるが人が止めることもできる。誰も殺すな。

 公園や路上に住む者たちにとって厳しい冬がまたやってきました。クリスマスや年越しどころでない、今日明日をどう生き延びようかという人たちが、国内にもたくさんいます。わたし自身、離婚してシングルマザーとして出産子育てしていた時期、なんとか生活保護を頼りに生きていましたが、いつか打ち切りになるのではないかという不安が常にありました。4ヶ月の乳児を保育園に預けて考古学土方とも言われる遺蹟掘りに通うのはきつかった。それでも雨露しのげる屋根の下で暮らせることを手放さないために必死だった。当時は働かないと生活保護打ち切りのムードが今より強かった。

 わたしは離婚前から日雇労働組合と縁あって、越冬大会や雑煮大会、夏祭りなどの手伝いもしていたので、路上に住む人、野宿する人たちとも近いところにいた。もうずっとなんの手伝いもしていないけれど、雨が降ったり雪が積んだりすると、どうしてもあの頃のおっちゃん、おばちゃんたちの顔が浮かぶ。まだ生きているだろうか。寒くないか。風邪ひいていないか、気になる。そうでなくても、わたしはお風呂に入っても、おっちゃん、お風呂に入りたいだろうなとか思うことがある。どこでそんな変な癖がついたのだろう。それほど親しくしたわけでもないのに。でもわたしにとって、おっちゃんたちはトナリビトだったんだ。もしかしたら、わたしが野宿していたかもしれない。これからそうなるかもしれない。今でもそう考える。野宿者というのは、映画や小説の中の人じゃなくて、わたしたちのすぐトナリにいる。

 「野宿者としての生活や人権を守り、たたかいとるために、渋谷・新宿などで野宿者を中心に活動する『ねる会議』」の集会案内を「白い狼は犬の見張り番」にアップするので、良かったらご覧ください。
→ https://white0wolf23.blog.fc2.com

 

  12月です。2023年もあと一ヶ月足らずとなりました。今年はまだ死刑執行がありません。最後の死刑執行は2022年7月26日、東京・秋葉原で7人を殺害、10人を負傷させ殺人などの罪で死刑が確定した加藤智大さんの刑執行でした。2000年以降、日本では98人の死刑確定者に対して刑が執行されています(2022年7月26日時点)。
 明治維新後、1964年と1968年、1990年から1992年、2011年、2020年は執行されていません。2023年が執行なしの年になるよう願っています。願いをこめて、プロフ背景を福岡拘置所にします。

 死刑制度は、「更生の見込みのないやつは殺してしまっていい」という恐るべき命の選別の制度です。国が「殺してもいい命」を選び、殺人を実行させます。裁判での決定で合法的だといいますが、一審だけで確定していることもありますし、全くの濡れ衣のこともあります。再審制度の扉は固く、針の穴を通すような険しさです。これまでにも無実なのに執行された人もいます。死刑制度で一番こわいのは冤罪とよくいいますが、一番怖いのは、人を殺してもいいというムードが社会に蔓延することではないでしょうか? このムードは戦争を始める下地にもなり、戦争中は応援になります。殺人を国に許すことの怖さに気づくべきではないでしょうか?

 

 来週も再来週もずっと死刑執行がありませんようにと願います。死刑制度は廃止しましょう。
 
 

 11月22日の午後、福岡拘置所に行きました。福岡拘置所在監の死刑判決を受けたことのある人(極中者)への現金差し入れです。死刑廃止・タンポポの会では毎年年末あたりに現金差し入れをしています。最初は一人1,000円ずつ入れていましたが、最近はひとり2,000円入れています。物価も上がって1,000円の値打ちが下がっていますから。2,000円だって少ないけど年末にお菓子でも靴下でも買えたら、ちょっと素敵でしょ?
 今回はタンポポメンバー4人で18人に差し入れ作業をしました。合計36,000円、タンポポの会会計からの出費です。この差し入れができるのもみなさんのカンパのおかげです。どうもありがとうございます。

 ちなみに、死刑確定者は親族や弁護士しか文通や面会が認められていませんでしたが、2007年6月に監獄法が改正され『刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律』に変わりました。この法律で一部の改善があり、死刑確定者に対して現金や切手は入るようになったのです。しかし簡単な挨拶や手紙を添えるとだめです。切手だけ、現金だけなら届きます。

 この改善は「死刑囚へのTシャツ・現金差入訴訟」という裁判を闘った人たちのおかげでした。「東京拘置所に在監する二人の死刑確定囚の友人たちが、彼らを励ますために寄せ書きしたTシャツや、現金を差入れしようとしたところ、許可されなかったことなどをめぐり、死刑囚と友人たちが原告となり、国家賠償を求めた裁判です。その友人たちの多くが福岡在住であったため、福岡地裁に提訴されました。この裁判は、現金の差入が認められなかったことを違法とする一部勝訴の判決が出され、1999年12月の控訴審判決で確定しました。」(東京拘置所のそばで死刑について考える会(そばの会)HPより引用)

 画像は、拘置所現金差し入れ申請書の控え(領収書)です。差し入れ先の人名とフリガナ、差し入れ申請者の名前と住所、関係を書くようになっています。宛先の人が拘置所にいない場合は受け付けられませんが、不在理由は教えてもらえません。受取拒否の場合は拘置所から差し入れ申請者に通知が郵送されます。今回はそういうことはありませんでした。画像の差し入れ申請者は隠しています。

【追記】12月4日、画像を追加しました。2019年12月25日に「死刑執行するな」の申し入れに行った時に撮影した福岡拘置所の画像です。くやしいことにこの翌日、執行がありました。今年11月22日に差し入れに行った時の画像は撮り忘れたので、古い画像をすがアップすることにしました。

 

2019年12月25日に「死刑執行するな」の申し入れに行った時に撮影した福岡拘置所。

 
拘置所現金差し入れ申請書の控え(領収書)