【佐賀県玄海町】上映会のご案内「地球で最も安全な場所を探して」 | 明日のわたしへ

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【佐賀県玄海町】上映会のご案内「地球で最も安全な場所を探して」

5月10日、脇山伸太郎町長が最終処分場選定の第1段階に当たる文献調査の受け入れを表明した。その玄海町で、核のごみ最終処分場を問う、「地球で最も安全な場所を探して」上映会が開かれる。

電気は必要、でも、近くに原発は嫌、核のゴミも嫌、誰だって放射性物質は近づけたくない。だから反対する人の少ないところに原発も処分場も押し付けられる。原発は電気をたくさん消費するところに設置すべきだし、核のゴミだって、電気をたくさん使うところが引き受けるべき。そんなに安全というのなら「東京に原発を!」と広瀬隆さんが叫んでいた。そのとおり、都会に原発を作れ!と大合唱した頃から何十年も経ってしまった。六ヶ所村の再処理工場反対デモにも行ったし、チェルノブイリまで被害調査にも出ていった。世界一安全な日本の原発もメルトスルーした、今更、核のゴミ最終処分場が安全だなんて誰が信じるか。それでも原発を止められずにきた以上、核のゴミは増え続けている。今一度、核のゴミ生成器である原発の不要論が巻き起こってほしいし、どこにも「地球で最も安全な場所」なんてないから、玄海町にも核のごみ最終処分場はいらないんだって確認したい。

「地球で最も安全な場所を探して」上映会
  5月18(土)15:00〜17:00 玄海町町民会館イベントホール
参加費:一般1000円、18歳未満:無料。
問い合わせ:実行委(牧瀬昭子)電話080(3221)6997


画像上 チラシ表
「地球で最も安全な場所を探して」
世界は、日本は、原発から出る「接のごみ」をどうやって処分するのか
ひとりの著名な科学者がこの問題と正面から向き合う旅に出る

2024年5月18日(土)
15時開演(14時30分開場)
「高レベル放射性廃棄物?!」「核のごみ?!」「文献調査?」「最終処分場ちゃなんね!?

玄海町 町民会館(佐賀県玄海町大字新田 1809-22)
参加費:一般1,000円、子ども(18歳未満)無料
主催:上映実行委員会 開合せ:080-3221-6997(牧瀬)


画像下 チラシ裏
"核のごみ”をどこに捨てる?
原発推進の科学者と反原発の映画監督が、
”世界一安全な場所”を探す旅に出る

この60年間で、高レベル放射性廃棄物35万トン以上が世界で番積された。それらの廃棄物は数万年にわたって、人間や環境に害を与えない安全な場所に保管する必要があるが、そうした施設が世界中で十分に整備されないまま”核のごみは増え続けている。
そんな中、英国出身・スイス在住の核物理学者で、国際的に廃棄物貯蔵問題専門家としても高名な原発推進論者のチャールズ・マッコンピーと反原発のスイス人映画監督が、この問題を解決するため、アメリカ・ユッカマウンテン、英国・セラフィールド、中国・ゴビ砂漠、青森県六ヶ所村、スウェーデン、スイスなど世界各地の最終処分場やその候補地を巡る旅に出る。
果たして世界に10万年後も安全な”楽園”を見つけることはできるのかー。

チャーズル・マッコンビー
1045年スコットランド生まれ。1978年から80年の間、スイスの放射性廃棄物管理共同組合(NAGRA)で⾼レベル放射性廃棄物処分計画を策定。間⽶国科学アカデミーで放射性廃棄物処分委員会に在籍
後、スイス・バーゲンのArins(地域および医取地響場分協会)代表として、日本のNUMO(原⼦⼒発電環境整備機構)の最終処分計画など、世界各国の処分計画に助⾔している。

日本でも最終処分場候補地に北海道の2町村が手を挙げる中、いま必見のドキュメンタリー

現在、廃炉も含め60基の原発を抱える日本では2020年、北海道の寿福町と特意村が最終処分場の候補地として手を挙げ、11月から文献調査が開始された。 2007年に高知県東洋町が立候補したが反対の動きなどを受け白紙撤回したため、実質的に今回が全国で初めてとなる。
科学者・専門家たちの理想とする提案に突きつけられる現実、現地住民の反対一、本作ではこれまで候補となった土地で起きた様々な状況を、チャールズ・マッコンピーと世界各地を巡りながら目の当たりにする。
未来への負の遺産としないため、原発推進・反対両者とも避けて通れないこの問題に正面から向き合う本作は、いままさに必見の作品である。

日本の"核のごみ”事情

2020年3月時点で全国の原発や六ヶ所村再処理工場で貯載されている使用済み核燃料は1万9千トンに上り、全保管容量の8割近くに達している。またそれを再処理したあとに残る高レベル放射性廃棄物はガラス国化体で2900本近くが国内外に存在する。
そもそも日本では原発からの使用済み燃料からブルトニウムやウランを取り出して再処理し、MOX燃料に加工してもう一度発電に利用、さらに燃料のブルトニウムを高速炉(もんじゅ)で増やすという「核燃料サイクル」を目指していたが、六ヶ所村の再処理工場は竣工が大幅に遅れ、福井県教賀市のもんじゅも2016年に魔炉が決まるなど、使用済み燃料自体の処理が問題になっている。

監督:エドガー・ハーゲン 出演:チャールズ・マッコンピー 作:ミラ・フィルム 後:在日スイス大使館 日本語字幕:平井かおり 宜伝美術:追川恵子 配給:きろくびと
2013年|スイス|英語・ドイツ・中国語・日本路|100分|DCP|カラー|英:Joumey to the safest Place on Earth Kiroku-bito.com/safestplace