明日のわたしへ

明日のわたしへ

昨日のわたしが今日のわたし、明日のわたしとは限らない。だから、わたしは明日のわたしに記録を送る。
⭐︎「白い狼のため息」の過去ページをこちらに移しました。

 今年2024年の敗戦記念日、久しぶりに集会とデモに参加しました。
 
 福岡で50年続いている「8.15平和を建設する集い」は6つの宗教団体が企画開催している。今年は「パレスチナはどうなっているのか〜私たちにできることは何かを考える〜」と題した吉田登志夫の講演。
 
 吉田さんは、最近、福岡でバリバリ行動している「福岡パレスチナの会」の代表。1982年のパレスチナ虐殺事件の救援からずっとパレスチナと関わってきた人。チェルノブイリに行ったり、反原発の活動をしていた頃、福岡自由学校の運営委員会というか飲み会で知り合い、よく助けてくれたのが吉田さん。
 
 集会は、今年も九州キリスト教会館のホールであり、わたしが会場に着いたときにはもう始まっていて、牧師が敗戦記念日についての話をしていた。「この人ももう76かぁ。そういえば、吉田さんも70。わ、自分も66じゃん。。。みんな年取ってる」と受付で資料をもらいながら、どうでもいいところに感じ入ってしまった。広いホールは満席で追加の椅子が並べられた。
 
 吉田さんの講演は、アニメーション動画、スライド、ニュース動画をスクリーンに投影し、実体験を織り交ぜながらテンポ良く語られた。パレスチナの地の歴史として、はじめにユダヤ教、その後、キリスト教、そしてイスラム教がおこって、世界三大宗教の聖地がそこに作られたこと、第二次大戦時、ヒットラーのホロコーストでユダヤ人が虐殺され、追い出され、ユダヤ人のうちシオニストたちのシオンの丘(パレスチナ)に戻りたいという思いをユダヤ人を排斥したヨーロッパの国が支持せざるを得ない事情など聞きながら、パレスチナの解放への道が簡単ではないことを改めて思った。
 
 昨年10月7日のハマスのイスラエルへの攻撃がこの虐殺の発端だとメディアは報道しているし、「だからイスラエルの空爆は仕方がない」「ハマスはテロリストだから殲滅しなければならない」という意見が日本国内ではまかり通っているが、実は、ずっと前からイスラエルはパレスチナ人を、アラブ人を攻撃している。これまでもアラブ人の反撃(インティファーダ)が時々おこっていた。10月7日もそうだった。ハマスは正当な選挙で選ばれた政府だし、もとは福祉団体だった。今でもパレスチナ人を助けている。だから、ハマスを潰すことはできない。そもそもハマスの攻撃で亡くなった人の数とパレスチナ人で亡くなった人の数は話にならないくらいに桁違いだ。テロリストはハマスではなく、イスラエル人の方だ。イスラエルの民間人もパレスチナ人を虐殺している。
 
 しかし、今度のイスラエルの攻撃は本当に桁違いの犠牲者を出している。空爆で爆死、建物が壊れて圧死、身体がバラバラになる。飲料、食料を止められて餓死。ネットでも観たやせ細った子どもの写真が映し出された。
 
 吉田さんのパレスチナ救援の原点の話、今、わたしたちにできること、すでにパレスチナの会でしてきたことなどもスライドで紹介され、パレスチナの人たちが望むこととして、「わたしたちのことを忘れないで」という言葉。いろんなところで聞いたが、あまりにも多いこの社会の理不尽の中で、忘れないということがどれだけ大切か。福岡でも少し前は、ロシアのウクライナ侵攻への抗議運動が天神パルコ前であったが、その後、イスラエルのパレスチナ虐殺抗議運動に変わった。うん、そう変わった一人はわたしだ。自覚がある。後ろまたさがある。しかし運動にも旬がある。流行がある。その時々にあった活動も大切だが、ずっと長く同じことを訴え続けるのは大変だ。目標がなかなか達成できないことへの無力感に苛まされる。
 しかしそんな地道な活動をやってきた人たちも年老いてきて、そろそろ若い人にと思っていたら、最近はパレスチナの会も若手が前面に出ていて希望を感じた。集会のあとのデモ行進でもその若手・沖園リエさんが爽やかなコールをしていた。いい集会とデモでした。パレスチナの会は、ユーチューブで、そのダイジェスト版を配信するとのこと。うん、いい講演だったから、配信されたらぜひ観てほしいね。相変わらず、だらだらした活動記録になった。それでも久しぶりに参加できたことで良し?
 
福岡パレスチナの会チャンネル ➡      www.youtube.com/@fukuoka.palestine
 

※画像 九州キリスト教会館ホール内の様子。たくさんの参加者が椅子に座っている。

会場奥のスクリーンに映る映像の字幕を説明する沖園さんと吉田さん。

 

 なかなか出なかった「死刑執行なし、2年」のニュース記事をようやく見つけたので、ブログ「白い狼は犬の見張り番」に引用投稿しました。さすがにこれは何か残さないとです。さきほど、鬱な投稿したばかりですが。。。記録として、こちらに転載します。

 

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「国内の死刑執行なし、異例2年超 法相失言、袴田さん再審影響か」


 日本で、死刑執行のない日が2年続きました。このまま続いてほしい。でも、死刑制度が廃止されない限り、毎週金曜日の不安は終わらない。死刑確定者の命を人質に反省を迫るとか、犯罪を抑止するとか意味のない死刑制度は早くなくしたい。今の死刑執行ゼロは石塚さんの言われる通り、わたしたちの力によるものではないが、それでも、執行のない日々2年はホッとする。

★2023年に龍谷大学を退職し、現在、立正大学客員教授の石塚伸一
さんの7月26日のX投稿です。
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2024年7月25日は、和歌山カレー鍋毒物混入事件から26年目の日でした。暑い日でした。今日26日は2年前の死刑執行から2年目の無執行の日になります。ご本人はもちろん、弁護人や支援者には辛い日です。今年も解放できなかった。執行が止まっているのもわたしたちの力ではない。祈るだけです(石)#CJF
午前9:28 · 2024年7月26日

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下に共同通信のデジタルニュースを貼ります。さらに下に🐺の愚痴メッセージ。

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国内の死刑執行なし、異例2年超 法相失言、袴田さん再審影響か
共同通信   7/28(日) 15:45配信

 国内での最後の死刑執行から26日で2年となった。自民党の政権復帰後は、基本的に数カ月~半年に1回のペースでの執行が続いていた中、異例の長さの空白期間といえる。慎重姿勢の背景には、執行を巡る失言による法相の辞職や、死刑が確定していた袴田巌さん(88)の再審開始が影響したとの見方がある。

 直近の執行は2022年7月26日にあった。秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚が対象で、当時の古川禎久法相が命じた。

 後任の葉梨康弘法相が22年11月、「法相は死刑(執行)のはんこを押す。ニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」などと失言。数日後に更迭された。

 23年3月には袴田さんの再審開始が確定。10月に始まった再審公判は無罪の公算が大きい。死刑制度への関心が高まるため、執行に踏み出すのは容易ではないとみられる。

 法務省によると、6月末時点で刑事施設に収容中の確定死刑囚は108人。刑事訴訟法は判決確定から6カ月以内の執行を定めるが、14~23年は確定から執行まで平均約9年だった。

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 🐺ですが、ずっと体調が良くなく、文章を良くことも書くことも難しいことが多くて、SNSも撤退しています。会議や集会、街頭行動もパスしています。精神的にも後ろ向きになっていて、ブログもなかなか書けないでいます。
 まあ、この暑さですので、「とにかく生きていこうや」というか、「なんとか生き残ろう」くらいでやっていくしかないかな。
 みなさまもお体を労って、無理のないようにね。🐺

ずっと自分を取り巻く社会への不満、怒りを言葉にして声をあげ、仲間を募り活動してきたけれど、こんなにも社会への興味を失ったことは初めてだと思う。鬱なのか。これまでは鬱でももう少し感情が動いたのに、悲しいニュースや腹の立つ出来事もどこか現実味が感じられない。

いや、感情にさざなみは立つが、そこで終わってしまう。


ずっと体調が悪く、自分の身体以外のことに関心を持てなくて、これまで付き合いのあった仲間たち、友人たちの活躍ぶりを見聞きしても、自分が参加できないことのさみしさ、羨望のような気持ちを感じるようになって、わたしは心を閉じたのかもしれない。


こうして文章にすることで、気持ちの整理しているが、本当に調子が悪くて、活動への参加なんてできない。文章が読めない。理解できない。動画の字幕すら読むのに時間がかかり、途中で観るのをやめてしまうほどだ。

だから、XもInstagramもやめてしまった。でもまた、改めて始めてみたけど、どうもうまくいかず、ぐちゃぐちゃだ。


ブログもやめようと思って、管理ページを開いたら、前の記事にいいねがいくつかあった。そうか、まだ訪れる人がいるんだ。ブログ終了のお知らせと思っていたけど、もともと雑多なブログだし、ここは残しておいてもいいのかもと思い始めている。


とにかく暑い夏、まずは生き残ることが大事な夏だ。キッチンは34℃で、部屋は30℃だ。気持ちは生きているのかどうかわからない鬱だけど、別に社会参加していなくても、活動しなくても生きていていいよね。何もできないことへの後ろめたさは傲慢さの現れと思いつつ、辛いものは辛い。それでも、わたしはまだ生きている。



※ 中島眞一郎(コムスタカー外国人と共に生きる会)さんから

技能実習生グエットさんの刑事裁判第四回公判の御案内

グエットさんは2024年7月2日に2回目の保釈申請が認められ、2024年2月6日の逮捕以来約5ヶ月ぶりに釈放されました。

1,無罪署名の裁判所への提出行動
7月7日まで集約した分(現在1万名を超えています。)のグエットさんの無罪判決を求める署名を福岡地方裁判所に提出します。 (なお、無罪署名は今後とも判決前まで集めて、追加分を提出しますので、引き続きご協力をお願いします。)

時:7月8日(月)午前11時30分 
(福岡地裁第4刑事部書記官室に署名提出で入れるのは
弁護士を含めて3-4人ですが、裁判所前に集まれる人は来て下さい。)

2,裁判所前で、支援者の門前集会を行います。
時:7月8日(月)午後12時45分から13時まで
場所:福岡地方裁判所前

法廷は、福岡地方裁判所9階 911号法廷(傍聴席 48席)
※傍聴は、先着順で911号法廷前で午後1時10分頃から整理券が配布されます。

3, 死体遺棄事件第4回公判
時:7月8日(月)午後1時30分から午後4時30分
内容 被告人グエットさんの本人尋問

4,公判終了後  裁判報告集会
:7月8日(月曜日)午後4時30分前後から
所: 福岡県弁護士会館2階ホール
(※ 被告人のグエットさんは、報告集会には参加しません。)

第4回公判終了後のオンライでの視聴ご希望の方
公判終了後(7月8日月曜日公判終了予定時刻午後4時30過ぎから)
の報告集会をオンラインで視聴希望の方は、以下からお入り下さい。 
グェットさん裁判報告集会
参加 Zoom ミーティング
https://us06web.zoom.us/j/84870029606?pwd=LpqfWwH5tewPn3czRRSDnspUDbCqAH.1
ミーティング ID: 848 7002 9606

 

 

 

発熱外来、受診しました!


7月1日、ようやく受診しました。数日間、発熱があったということで、電話予約して、隔離室で看護師による問診と医師の診察を受けました。


6月始めの新型コロナ感染症の疑いのある発熱後の不調から回復せずに発熱、微熱が続いたこと、バファリンアレルギーがあるので葛根湯を飲んでいたことなど話し、2日に精神科に行くので、現在、コロナ感染症ではないことを確認したいと訴えました。


ついでに子どもの頃、リウマチ熱になったこと、大人になってから細菌性胆嚢炎になったことなども話しました。

実は昨夜から目が充血して痛いのと今朝、喉が痛くなってきたことで、アデノウイルスも気になっていました。リウマチ熱は連鎖球菌によるので、最近流行ってきた劇症型連鎖球菌のことも気になり、胆嚢炎の時も長く発熱していたなぁと色んなことをグルグルと考えていた自分に気がつきました。


コロナ検査してもらい、現在は陰性であると確認され、看護師さんから、「安心して病院に行けますね」と言われました。(優しい〜)


医師に喉の腫れもないことを確認してもらい、「いま、どうですか?風邪のような症状がありますか?」と聞かれ、「いえ、久しぶりに平熱で調子がいいくらいです」と答えてしまいました。

「それでは、今日は何も処方しませんので、しばらく、薬などは飲まずに様子をみましょう」とにこにこ笑顔の医師から後光がさしているかのような錯覚を感じながら「はい、ありがとうございます」とわたしもにこにこでした。

看護師から、「何かあれば、いつでもご相談くださいね」と声をかけられて、病院を後にしました。


もっと早く受診すれば良かったなぁ。

まつしま内科クリニック、サイコー。


画像は、近所のネコ。ガレージに停まった車の上から睨む白黒ネコ。