男と女のしくじり研究所 -30ページ目

鼻中隔延長術

鼻中隔延長術


短い鼻を長くするのが鼻中隔延長術です。


短鼻なは、二つのタイプがあります。


鼻の長さ、すなわち鼻根から鼻先の長さが短く、鼻尖が上を向いているタイプです正面で鼻の穴が見えやすいのはこのタイプです。


正面で見ると鼻の真ん中(鼻柱)が両側の小鼻より短くて下まで下がっていないタイプです。このタイプでは小鼻が垂れ下がって広がり、鼻の下が長く見えます。


鼻の穴の中には鼻腔を右と左に分ける鼻中隔という壁が存在します。鼻の中に指を差し込んでみると、鼻の穴の入口から1cmほど奥に堅い板が触れます。これは鼻中隔軟骨と言われる固い壁ですが、鼻を上方と後方から支える役割をしています。つまり、鼻中隔軟骨が小さいと鼻は短く、鼻尖は低くなります。短鼻では、この鼻中隔軟骨が短くて鼻の奥の方で終わってしまっています。この鼻中隔軟骨に軟骨を継ぎ足して長くすれば、鼻は下方に延びて鼻尖が下を向き、鼻の穴は正面から見えにくくなります。



鼻中隔延長術に用いる材料


鼻尖を押し下げるのに人工物(プロテーゼ)を用いると、皮膚が破れてプロテーゼが露出する危険があります。

従って、鼻中隔延長に用いる材料は自分の組織である軟骨が適しています。使用する軟骨は、鼻の穴の奥にある鼻中隔軟骨、耳の軟骨、あるいは肋骨の内側にある肋軟骨の3者から選択する事になります。


鼻中隔軟骨


鼻中隔軟骨は鼻腔内の粘膜を剥がして採取します。外から見える傷跡は残りません。しかし、短鼻の症例は鼻中隔軟骨が小さい為に短鼻になっている訳ですから、採取出来る鼻中隔軟骨の大きさが小さく、十分な延長をする事が出来ません。

耳介軟骨


耳介軟骨は耳の後面の溝に沿って皮膚切開を加えて採取します。耳の後ろの傷跡はほとんど目立ちません。どの症例でもほぼ同じ大きさの軟骨を採取する事が出来ますが、大きさは2cm×3cmと限られています。また、耳介軟骨は軟らかくて折れ曲がりやすいうえに、もともと湾曲しています。その為、耳介軟骨を用いた時には鼻尖を伸ばせる長さが制限されます。鼻尖の皮膚が硬くて伸びにくい症例では鼻先が曲がる危険があります。


肋軟骨


肋軟骨は、バストの下の溝に沿って3cmの皮膚切開を加えて採取します。バストの大きな女性では術後の傷跡がバストの下に隠れます。肋軟骨は十分な長さが採取でき、硬さも硬い為、鼻尖を5cm以上延長する必要がある症例や鼻尖の皮膚が硬い症例に適しています。鼻尖に手術を受けて瘢痕ができている症例や、プロテーゼの皮膜狗縮の為に短鼻になっている症例では肋軟骨が適しています。


耳介軟骨 + 鼻中隔軟骨


耳介軟骨と鼻中隔軟骨を両方使う事によって、それぞれ単独では難しかった延長手術が可能になります。鼻尖縮小術を受けた事があって鼻尖に瘢痕狗縮のある症例やL型プロテーゼの被膜狗縮の為に短鼻になった症例でも効果的な延長が出来ます。