本日は、2時間掛けて書いた記事が下書き保存と同時に何故かタイトル以外全て消えてしまうという憂き目に遭いながら再度書き上げた涙の記事…。
暫くSantana詣でが続きそう。
Santana
”Santana Ⅲ”
■Santana
Carlos Santana – guitar, vocals, lead vocals on "Everything's Coming Our Way"
Gregg Rolie – lead vocals, keyboards, piano
Neal Schon – guitar, producer David Brown – bass
Michael Shrieve – drums
José "Chepito" Areas – percussion, conga, timbales, drums
Mike Carabello – percussion, conga, tambourine, vocals
Additional personnel
Rico Reyes – percussion, vocals, lead vocals on "Guajira"
Thomas "Coke" Escovedo – percussion, vocals
Luis Gasca – trumpet on "Para los Rumberos"
Mario Ochoa – piano solo on "Guajira"
Tower of Power – horn section on "Everybody's Everything"
Linda Tillery – background vocals
Greg Errico – tambourine
■Disc1: Santana Ⅲ
03:34 No One To Depend On
09:06 Taboo
14:40 Toussaint L'overture
20:38 Everybody's Everything
24:11 Guajira
29:57 Jungle Strut
35:20 Everything's Coming Our Way
38:35 Para Los Rumberos
Bonus Track
41:27 Gumbo
45:52 Folsom Street - One
53:02 Banbeye
1:03:25 No One To Depend On (Single Version)
■Disc2: Live At The Fillmore West, July 4, 1971
1:06:41 Batuka (Live)
1:10:28 No One To Depend On (Live)
1:15:57 Toussaint L'overture (Live)
1:22:08 Taboo (Live)
1:27:18 Jungle Strut (Live)
1:33:06 Black Magic Woman/Gypsy Queen (Live)
1:39:21 Incident At Neshabur (Live)
1:44:50 In A Silent Way (Live)
1:51:45 Savor (Live)
1:55:20 Para Los Rumberos (Live)
1:59:01 Gumbo (Live)
リアルタイムの古参には最高傑作と評価されることも多いアルバム、Santana Ⅲ。
今回はアルバム未収録曲に加えて、1971年Fillmore WestでのライブをDisc2に収録した2006年リリースのLegacy Edition版のご紹介。
Santana Ⅲといえば、前作の大ヒットを受けた後、当時若干17歳という若き天才ギタリストNeal Schon(現Journey)を加えて完成させたアルバムで有名です。当時のSantanaといえば必殺のラテンパーカッションのキューバンビート・アフロビートに、まだブルースをベースにしたギターとオルガンの泥臭さが強い頃ですが、このアルバムでは若い力を得てかこれまで以上にロック色を強め、ツインリードを生かしたより激しいアプローチが目立ちますね。Jazzの影響や宗教色はまだ感じませんし、洗練される前のこの辺が好まれる大きな要因でしょう。
パーカッションに導かれグルヴィーなリフでスタートする”Batuka”それに続くラテン色強い”No One To Depend On”、ライブの定番となる”祭典”こと”Toussaint L'overture”、ツインリードを生かした”Jungle Strut”やラテン音楽の巨匠Tito Puenteのカバー”Para Los Rumberos”に加えボーナストラックの”Gumbo”等ドライブ感のある激しい曲が多い。そして”Everybody's Everything”ではTower of Powerのホーンセクションを迎え、コテコテのファンクに挑戦し、”Everything's Coming Our Way”ではSantana御大将自身がヴォーカルも披露と何かと聴きどころが多い。私も初期のアルバムでいえばこのSantana Ⅲが一番好きですね。
Santanaに興味があるけど聴いたことが無いという人にもお勧めです。
そしてこのLegacy Edition売りはやはりDisc2に収められたこちら。
Live At The Fillmore West, July 4, 1971
Santanaの真骨頂はやっぱりLive。Santana Ⅲに収録されている曲が中心とはいえ、代表曲の”Black Magic Woman/Gypsy Queen”や”Incident At Neshabur””Savor”もしっかり収録。まだ粗さも目立ちますがNeal Schonという若き天才の力を得てバンドも更に激しく躍動してるかのようです。
そして彼らは次のスタジオ作品、名作”Caravanserai”でJazz/Fusionに迫っていきますが、ライブでは既にMiles Davisの”In A Silent Way”を独自の解釈で演奏しているのも面白い。
またギターも右チャンネルがCarlos Santana、左がNeal Schonとキッチリ分かれているので非常に判りやすく、思ってた以上にNealがソロを弾く場面が多いことに気が付いた。
確かNealがバンドを脱退した理由の一つに『ソロを余り弾かせて貰えなかった』というのを雑誌か何かで読んだ気がするのですが、Carlos Santanaというバンマスが居るのにこれだけソロ弾いてたら十分じゃないかと…(笑)やっぱギタリストはワガママなんだなあ…。
いずれにしてもNeal Schon在籍時のライブという以上に買い直して正解です。
中古ならまだ容易に手に入るみたいなので無くなる前にどうぞ。
Santana - Jungle Strut (1971)