昨年、私的に一番歓喜したアルバム。
前作から待つこと苦節14年…。
まだかまだかと思いつつ、前作が発表されたときには小学校低学年だった息子も、気が付けばとうとう二十歳となってしまった次第…(^-^;
その間に、家庭生活は”事実は小説より奇なり””人生波乱万丈、紆余曲折”と色々ありました。
…いや余りにも有り過ぎましたな…(-_-;)
あんなこと、こんなこと…いやいやトンデモナイことも・・・
トラウマ状態。
ああああああああ…_| ̄|○
……閑話休題
実際のところ14年という時間の中で、新作の話題が出なかった訳では無い。しかしながらメンバーが心臓の病により長い闘病生活に入ってしまったことでや、ソロ活動やソロプロジェクト、他のミュージシャンとの活動がメインになっていたことも影響したと思われますが、本当のところは他にも理由があったのかもしれません。
一時はもう新作は難しいのかな…と半ば諦めかけてましたが、こうやって再びアルバムをリリースしてくれたことはもはや奇跡と言ってイイかも。
2022年、ファンにとっては大きなプレゼントとなりました。
鉄壁のトリオが帰ってきた。
いや帰ってきたとはちょっと違うか?
Jerryの療養期間以外はライブ活動をおこなってきた訳だし…。
でも再び前に進みだした。
King’s X
”Three Sides Of One”
Tracklist
1.Let It Rain 4:16
2.Flood Pt. 1 3:03
3.Nothing But The Truth 6:03
4.Give It Up 3:00
5.All God's Children 5:33
6.Take The Time 3:46
7.Festival 3:31
8.Swipe Up 3:46
9.Holidays 3:23
10.Watcher 3:44
11.She Called Me Home 3:58
12.Every Everywhere 2:40
左から
Ty Tabor - guitar, vocals
Doug Pinnick - bass, vocals
Jerry Gaskill - drums, vocals
新たな動きをファンはずっと待っていた。
流石にメンバーも年老いたけど、これが彼ら自身。今の等身大の音。
(Dugなんてもうとっくに70歳超えてるし…。)
14年の歳月は尖がってた部分が削られ、幾分丸くなったなあと感じさせるものでした。
でもね、やはりあのグルーヴは健在だし、技術的に枯れているところなど一つもない。
それにこの歌、この声を聴くと彼ら帰ってきたんだと安心できる。
それでも気になったところと言えば、以前に比べてDugが歌う曲が随分減ったことかな。
特に後半。たまたまなのか、作った曲に合わなかったのか?
(Tyが歌う曲はBeatlesっぽいなと思ったら声がジョージハリソンに似て来た?)
それに曲によって音質、音作りにややバラツキがあるのはレコーディングした時期がバラバラだったのか、もしかしたらこの期間に溜めてたマテリアルなのかもしれません。
でもどうでもいい。
新作が聴けたから。
それで十分。
ただ次は流石にこんなに待たせないで欲しいけど(^-^;