ミスト [DVD]

¥3,238
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2007 フランク・ダラボン監督

フェルナンド・メイレレス監督作「Blindness」を観た一週間後、フランク・ダラボン監督作「THE MIST」を観た。

どちらも好きな監督だが、どちらも周りが見えなくなる話で(失明 or 霧)、

どちらもパニックムービー(かつ人間ドラマ)であり、どちらも世間的には賛否が分かれる問題作。

・・・どちらも「大好き!」という感じの映画ではなく、考えさせられ、心をえぐられるすごい映画だった。


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「外の得体の知れない怪物、内側の暴徒と化しそうな人間たち、二つの怖さを目の当たりにした。

不条理な展開!驚愕のラスト!ものすごい複雑な後味が残る!

予想と期待を覆す・・・というよりも全く予想しえなかったものを見せ付けられ、唖然とした。

100点でも0点でもなく、すごいものを観た。クリエイティブとはこういうことだと思った。」


「Blindness」に比べ、右脳的?

ただ観客のことを考えてつくって、いわゆる大衆に受ける映画を作ろうとしたらこんな映画は絶対に出来ない。

計算を超えたひらめきを感じる。原作者スティーヴン・キングが絶賛したというのはわかる気がする。


注意)大衆向けではなく、賛否が分かれる映画なので一概にお勧めは出来ません。

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内容紹介

スティーヴン・キング×フランク・ダラボンが創造した、今こそ世に問うべき映画!
驚愕のラスト15分、あなたはいったい何を見るのか…!?
 ■“人間の理性”に迫る、全世界待望の新作!
 『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』に続く、スティーヴン・キング原作×フランク・ダラボン監督が贈る衝撃のミステリー大作!
 ■人間の《恐ろしさ、愚かさ、脆さ、そして残酷さ》を描いた2時間!
 突然の霧に襲われ、店の外の霧に恐怖を感じる人々だが、極度の恐怖に、店内の人々が反発し、友人、隣人の関係が突然崩れてゆく…。

 人間の脆さを凝縮した傑作。
 ■原作とは異なるオリジナル・エンディング
 原作ではラストが提示されていなかったが、明確なラストが提示された。あまりに衝撃的なラスト!
 映画史上かつてない震撼のラスト15分は全世界で議論を呼んだ!
【あらすじ】
7月19日の夜、メイン州西部の全域が、未曾有の激しい雷雨にみまわれた。嵐に脅える住民たち。だが、その後に襲ってきた“霧”こそが、真の恐怖だったのだ。その霧は街を覆いつくし、人々を閉じ込めてしまう。時を同じく、デイヴィッドとビリーの父子は食料を買出しに行ったスーパー・マーケットで“霧”に閉じ込められてしまう。他の買い物客が建物の外に出ようとすると、次々に霧の中の何者かに襲われていく。立ち往生を強いられる中、母の待つ家に帰ろうとビリー少年に哀願されるデイヴィッド。そしてある決意を固めて絶望的な状況の中、父子での決死の脱出を図る二人の前についに姿を現す“霧”の正体とは? 人間は見たことのない恐怖の前にどのような選択をするのか。そして奇怪な霧に閉じ込められた人々の運命は?

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2008 フェルナンド・メイレレス監督 


フェルナンド・メイレレス監督作「Blindness」を観た一週間後、フランク・ダラボン監督作「THE MIST」を観た。

どちらも好きな監督だが、どちらも周りが見えなくなる話で(失明 or 霧)、

どちらもパニックムービー(かつ人間ドラマ)であり、どちらも世間的には賛否が分かれる問題作。

・・・どちらも「大好き!」という感じの映画ではなく、考えさせられ、心をえぐられるすごい映画だった。


WOK的インストール

「世界中の人が次々と失明になり、ヒロインもいつ発症してしまうのか?という状況の中、

ヒロインの目を通して人間の弱さや欲や業がむき出しとなる様を体感した。

その状況の中でヒロインの示した尊厳と希望がまぶしく映る!」


「THE MIST」に比べ、左脳的?

「このシーンは人間の何々を象徴するシーン」というような演出・計算・意図がきちんと伝わってくる気がする。

パンドラの箱に最後に残ったのは希望だったという物語があるが、それを思い浮かべた。


注意)大衆向けではなく、賛否が分かれる映画なので一概にお勧めは出来ません。

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内容紹介
全世界、失明。
恐怖の伝染病。地獄と化した街。人類を震撼させるサバイバル・パニック・サスペンス!
 ◆2008年11月、全国劇場公開作品!

 ◆第61回カンヌ国際映画祭オープニング作品選出&コンペティション部門出品の快挙!
 ◆『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督による、パニック・サスペンス誕生!
■ストーリー
始まりは一人の日本人男性だった。突然目の前が真っ白になり完全に失明する謎の伝染病は、彼の発症を皮切りに爆発的な勢いで拡がっていく。有効な治療法のない中、政府がとった政策は感染者の強制隔離だった。次々と収容所に集められていく人々。最初に失明した日本人とその妻、彼を診察した医者や売春婦、黒い眼帯の老人、幼い少年・・・。
そしてその中にただ一人"見えている"女がいた。なぜか発症を免れたが、夫の身を案じて紛れ込んだ医者の妻だった。収容所は軍によって厳しく監視され、食料や薬品の要求もままならず、衛生状態も日増しに悪化していった。感染者の不安はやがて苛立ちへと変わり、所内の秩序は崩壊してゆく。生き残るのは果たして誰なのか―?

PLUTO (1)/浦沢 直樹
¥550
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現在進行形で唯一購入し、集めているコミック。

全8巻(予定)


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「近未来・・・私は殺人事件の真相やPLUTOの正体といったストーリーテリングよりも、作品の雰囲気、空気感に飲み込まれてしまう。特に1、2巻あたり、人間に感動を与える偉大なロボットたちが何者かに理不尽に壊されていく描写は哀しく、美しく、泣かされる。人間はとても不完全で、ロボットは健気。」


原作ももちろん秀逸!

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作品紹介
漫画界の2大巨匠がタッグを組んだ、近未来SFサスペンス!! ある夜、スイス林野庁所属のロボット・モンブランが、山火事現場でバラバラの破片となって発見された。翌朝には、別の場所でロボット法擁護団体の幹部・ランケも遺体で見つかり、双方の現場を検証した捜査官・ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)は、2つの事件が同一犯のロボットによるものと考え、追及を開始する。人間の痕跡がない殺人事件、残された謎のメッセージ…その先にあるものとは!? 巨匠・手塚治虫の代表作に、浦沢直樹が挑む! 『鉄腕アトム』の名作エピソードをモチーフにした話題作が、満を持して単行本化!!