こちらの続きです。

 

 

 

 

つきあい始めてまだ何度目かのホテルデート。

 

1日をゆっくりと過ごして、そろそろ帰り支度を始める時間帯。

 

凌亮が名残惜しそうに私にキスをしながら、私の太腿の間に指を這わせ入ってきた。

 

その時、体勢のせいなのか私の中から勢いよく温かいものが出てきて、

「え?」

私はそれが何かわからなくて唇を離し足元を見ると小さな水たまりができていた。

 

これって潮と呼ばれるもの?

 

言葉には出さないけど、お互い同じことを思っていたと思う。

 

凌亮はまた私にキスをしながら指を入れてゆっくりと動かすと、一度出始めたそれは簡単にまた溢れ出して、私はされるがまま制御不能。

 

小さな水溜りが結構な大きさになってしまい私はただただ驚くばかりだった。

 

凌亮はそれがとても興奮したらしく、その日はフリータイム時間内に出られず延長確定。

 

大袈裟だけど、私の未知なる部分が開花したような感覚だった。

 

特にそれが気持ちいいわけではなく、要は指で押されたポイントなのだろう。

 

ただ、それで興奮する凌亮を見て私もさらに興奮度が増した。

 

思いがけず潮吹きできることがわかった。

 

凌亮と出会うまでは、体を重ねることは愛情の確認で、そこに気持ち良さなどはなかった。

 

だけど私の反応を確かめるように焦らしながらも時間を掛けてポイントに辿り着く凌亮に、私はだんだん解放されていき、快感を覚え、いけるようになるまでに半年は掛からなかったかもしれない。

 

体を重ねるのは短ければ短いだけ良い。

だけど定期的には抱いて欲しい。

 

そんな今までの私の欲求は変化していった。