作詞:吉永匠
作編曲:幡谷尚史
【ラヴィッ!】
2004年、新宿ステーションスクエア(アルタ前の公園のとこです)でNintendo DSソフト「君のためならしねる」発売記念ライブにボーカリストとして参加する事になり、実はステージで歌っている時にも迷っていた事がありまして…それは
「オリジナルキーで歌うか、オクターブを上げて歌うか」
オリジナルを歌っているのは前回もご紹介した低音の魅力、CSサウンドの床井君なのですが、私の声域よりも低く、あんなに艶のある声が出せない、と。
で、オクターブ上で歌うと、当時は今より更に、ノドのガラス度が高かった事、それと後半「みんなの~おどろく顔が~♪」の下りが恐ろしく高くなってしまい、5セット目にゃもう粉砕必至だろうと。
なので、当時のライブの音がまかり間違って残っていたとしたら、もうセット毎にオクターブが違ったり、1曲の中でも上がったり下がったりと、正に蛇行歌唱だったろうな、と(汗
ただ、通りすがるお客様へのインパクトは相当だった様で、もう、なんか良くわからないけど、黒ずくめ、黒塗りの男達が「んーんんーんんんんんん~」とか歌ってる、とかなんでボーカルがメッセンジャーみたいな格好なの、とか理解不能なステージに釘付けになっていました。
かくして、1曲を5セット×2日間の強行ステージが終ったわけですが、楽しかったなーw
控え室は中さん始め、黒塗りの男達で一杯だしw、1曲終って風の様に去って、次のステージまで、でもやっぱりラブラビッツの皆さんは黒のままw
私は、オクターブ上げ下げでのらりくらい、多分歌詞も忘れてしまっていたに違いない…
そんな「きみのためならしねる」を今回アルバムに入れたのには実は深い意味があったのです。(#4へ続く

*写真は光吉猛修とラブラバーズ、そしてラブラビッツの皆さんとの集合写真(2004/12/2 新宿ステーションスクエア)