隣 | 崖っぷち十番勝負

崖っぷち十番勝負

日々新又日新(ひびあらたにして、またひびにあらたなり)
我以外皆我師也(われいがいみなわがしなり)




隣…と聞けば国や建物、または人を思い浮かべるであろう。

とかくトラブルになりやすいのがあらゆる『隣』である。
領土を侵した…この手のトラブルは隣国であり、日照権や電波障害を生み周りにトラブルを仕掛けるのは建物である。
そして隣人は身勝手さでいざこざを生む。

我が家の隣にアパートがある。
不動産屋の所有のため、その一社により管理されている。
しかしながら、その不動産屋は非常にラフで、訳ありみたいな輩ばかり入居させるのだ。

先日は、酒を呑むと気が狂う親父が越して来て真夜中に表で大暴れ…
うるさくて眠れず怒りに任せて飛び出した2つ隣の部屋の若者と小競り合い…

警察沙汰になった。

その後、2日に1度は大暴れをし、我慢の限界に至り不動産屋を呼び、こんこんと説教をした。
意外なことに酒乱バカは前科者。
人をあの世に葬ったことがあるチンピラらしく、間抜けなことに薬でパクられ執行猶予中の身でありながら、駅前のスーパーで暴れ、従業員を突き飛ばした事でパクられて、収監されて一件落着をした。

バカは死ななきゃ治らないのは本当だろう。
バカだからチンピラ、三下のままで出世も出来ない最下層の鉄砲玉なんだろう。
背も小さいが、本当に小物だった。


数週間だけ…束の間の平穏であった。

今度は杖を突いた初老の女性が越してきた。
聞いた話では生活保護を受けているとの事…

さぞかし御苦労も多かろうと推察していた。

ある日、ゴミの収集車が来たあとにも、袋が放置されている事に気がついた。
収集車が去れば同時にカラス除けのネットは上げられる。
当然ながらカラスは袋を破り、道路にゴミをぶちまけた。

燃えるゴミの日である。
なのに、処方されて名が印刷された薬のビニール袋や生クリームが付着したまま捨てやがったコンビニのスイーツの容器など沢山散乱していたのである。

薬袋には名前があるから、すぐにあの女性だとわかった。
収集日の度に分別しないため残されて、荒らされ散ったゴミは四方に舞った。

言わねばならぬと朝に待ち伏せし、文句を言うと、足が不自由のくせに早歩きで聞こえないふりをして逃走した。

敵は頭が悪いが悪知恵だけは働くようで、今度は夜中に捨てていることがわかった。
私は底意地が悪いから、ドライバーを振りながら出てくるのを待った。
やつはアホだからガサガサさせながら出てくるが、私の姿を見ては慌てて戻る。

何度も現れては戻るので、とことん虐める為に3時間半に渡りスイングをした。

おかげて健康になったし、腰痛も消えたが、速く歩けるくせに足が悪いと行政から金をむしり取り、甘いものを口にする余裕があるくせに生活保護を受けて更にむしりとる…

まさにこれぞ白アリである。


私以外の近隣の住民も怒り、不動産屋へクレームを出したが、無能の集まりゆえにけんもほろろ…
全く改善がなされてない。

収集日の夜は帰宅して真っ先にほうきを手に道路を掃く役目を必ずやらねばならず、やり場のない怒りをどうしたらよいものか悩んでいる。

いい歳をした大人が、地域の輪を重んじれない、地方行政の決まりさえ守ろうとしない、その相手から金をむしり取る…
その金はほうきを片手に尻拭いをしている連中の血と汗の結晶だと理解が出来ないような頭の構造だとしたら、もはや『人もどき』、またはそれ以下ではないかと思うのである。

ぶん殴る価値さえないから生かしているのであり、今日も分別せずにゴミを出し、のほほんと生きていられるだけ感謝すべきだ。
3ヶ月も続けられたら、こちらも限界だ。

本来、国や地方自治体はもっと救うべき存在があるはずだ。

真面目に生き、コンプライアンスを守り、肩をすぼめて生きていながらも助けてもらえない人もいるのだから。

こんな世の中自体がおかしいのだ。




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