我が父は定年して早10年。
あちこちを転々としながらも、未だ働きに出ている。
理由は簡単である。
年金だけに頼りたくないと言う気持ちと、まだ働けるうちは…と言う気持ちがあるからと本人は言う。
しかしだ、実は本音は別にある。
好きな釣りに出るのに、母に小遣いを乞うような真似はしたくない…
どうやらこれが本音らしい。
それはそれで多いに素晴らしいと思うし、自分も齢70を超えた時でもそうありたいと思う。
新たな勤務先は交通の便がいまいちなため愛用のバイクで通うそうだが、これがまた骨董品である。
50ccであるが、すでに車齢35年である。
ホンダのモンキーであるが、自動遠心クラッチで3速…
今どき見かけない御老体だ。
今までも私の手でメンテナンスはして来たのだが、エンジンも足回りも不安材料が出始めた。
通勤で使うなら安全性と耐久性を上げねばならず、なるべく早急に手を打たねばなるまいと言う結論に至りました。
そんな中、知人がスーパーカブの70ccを廃車にすると言って来た。
しかもまだ2000kmも走ってないエンジンだと言う。
まさに『渡りに船』である。
譲ってもらいパーツを外し、モンキーへ載せ替えた。
エンジンは50cc→70ccにアップ。
他には電装関係、ハンドルの一部、ミラーなどもカブから移植…
錆が出始めていた純正の割りホイールの代わりに新たにアルミホイールを取り付け、強化のために武川のショックを取り付けました。
改造届を出し、これで晴れて堂々と走れます。
ライト下にあったホーンは、ステーを改造して燃料タンク下へ移動しました。
ナンバーは黄色くなりました。
ちなみにウインカーを作動させると、カブからの流用のためにピッピッピッ…と音が鳴ります。
ちょっとした遊び心でもあります。
試運転は実に快調!
グイグイと力強く走ってくれました。
あとは時間がある時にダウンマフラー、エキパイの錆を落としたいですね。
70過ぎのお爺さんが乗るにはどうかな?ですが、これでまだまだ乗り続けられますから、役に立てれる改造が出来て良かったです。
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