先日エントリーした(これ、これも)とおり、「Business2.0」は、ここへきてバタバタしながら、スタッフブログの積極的な導入を図っているが、昨年あたりから、スタッフブログを含めて、オンラインに積極的な姿勢を示していたのは「BusinessWeek」。ウェブ版でのコンテンツは、ブログはもちろん、ビデオやスライドショーなど、すばらしい充実度だ。ちょうど、BusinessWeek編集長のインタビューが、FT.comに掲載されていた。以下、だいたいのサマリー。
![bw061019.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/16/7d/10010998144_s.jpg?caw=800)
ウェブでコンテンツ制作、読者獲得、広告獲得、ブランド力アップ のためにも、既存のメディアも、オンラインに積極的に移行する必要があるのは明らかなようだ。ウェブで広告市場の成熟度や、広告単価がまだまだかなり異なるので、日米を同じ基準で判断することはできないが、既存メディアのオンライン化、は、徐々に日本でも進まざるを得ないんだろう。
![bw061019.jpg](https://stat.ameba.jp/user_images/16/7d/10010998144_s.jpg?caw=800)
「Wall Street Journalで、オンライン版を担当する代理編集局長だったStephen Adlerは、昨年から、Businessweekの編集長となり、プリント版以外への進出を積極的に図っている。それまで、編集者のパートタイムワークだったウェブ版編集作業に専任を設け、ジャーナリストには積極的にブログを書くように命令。それによって、web版オリジナルの記事は、2005年には全体の33%だったのに対し、今年は46%までアップしている。
またコストカットのために、ヨーロッパ版とアジア版を廃止。その代わりに、オンラインでそれらの地域向けにカスタマイズしている。
著名ライターも、Businessweekのサイトでブログを開始し、ビデオ映像コンテンツも増やしている。そのかいあって、8月には710万ユニークユーザー、5000万PV。紙版の広告は、変化がなかったが、オンライン版は61%アップ。
紙版は週平均930万部。来年、コンデナストからビジネス雑誌「Portfolio」が発行され、競合となるとも言われているが、「Portfolio」は、「Vanity Fair」のような高級誌になると思うので、競合ではないと思う。」
ウェブでコンテンツ制作、読者獲得、広告獲得、ブランド力アップ のためにも、既存のメディアも、オンラインに積極的に移行する必要があるのは明らかなようだ。ウェブで広告市場の成熟度や、広告単価がまだまだかなり異なるので、日米を同じ基準で判断することはできないが、既存メディアのオンライン化、は、徐々に日本でも進まざるを得ないんだろう。