ワークライフバランスに関心を持った理由 | 幸福度NO.1 住みたい・働きたい街東海をつくる 《ワークライフバランス東海》

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ワークライフバランスコラム、今回は木本が担当させて頂きます。
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 コラムを書くのは初めてなので、今回は私がワークライフバランスに関心を持つようになった理由を書きたいと思います。
 私が就職活動をしていたのは「就職氷河期」と言われていた頃で、特に女子学生にとっては厳しく、会社案内の資料請求をしても、明らかに男子よりも送られてくる数が少なかったし、会社説明会にもなかなか参加出来ない状況でした。
それでも何とか就職をしました。その会社は女性社員が比較的活躍してはいたのですが、残業時間が多く、結婚・出産を機にほとんどの女性が辞めてしまっていました。
私自身も、結婚を機に転居する必要があった為、その後転職した会社を1年で退職しました。
その後出産をし、子育てが始まりましたが、自分自身や周りの母親たちの状況から、子育てと仕事の両立の大変さを肌で感じてきました。
「男は仕事、女は家庭」という考え方は、女性だけでなく多くの男性をも苦しめています。こういった考え方があると、男性は仕事がうまくいかない場合、女性と比べてより深く悩まなければならなくなるのです。
男性は自殺率も圧倒的に高いし(女性の約2.5倍)、結婚したくても年収が低いと難しくなったりします。
離婚した場合も、親権は母親が得ることがほとんどで(約8割)、子供に会いたくてもなかなか会えないことも多いそうです。
男性も女性も一人ひとりが性別に関わらず、能力を存分に発揮し、いきいきと生活出来る世の中にするためには、ワークライフバランスの実現が不可欠です。
ワークライフバランスの大切さを、これからも多くの人に伝えていけたらいいなと思っています。

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木本 真実(きもと まみ)
・株式会社ワーク・ライフバランス 認定
ワーク・ライフバランスコンサルタント、
・愛知県豊川市 男女共同参画審議会 委員
・家電の販売促進に関わる仕事をしています。