ワークライフバランスコラムをお届けします。今回は鈴木が担当します。是非ご一読ください。
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皆さんの睡眠時間はどれぐらいでしょうか?
私は6時間くらいです。できればもっと睡眠時間を確保し、目の下のくまをやっつけたいです。
今日はこの睡眠時間について少し考えます。
まず皆さんの通勤時間はどれぐらいですか?
最近、過重労働や健康が議論されています。
健康で100%のパフォーマンスを仕事で発揮するには、
通勤時間に関しても考えたいと思います。
過重労働のところで注目すべきが、非労働時間という考え方です。
勤務間インターバル制度が日経新聞でも大きく報じられました。
勤務間インターバルというのは、
前の日の仕事終わりから、翌日の仕事始めまでの時間です。
例えばKDDIなら8時間空けなさいというルールです。安全衛生管理規定の方には11時間、
就業規則の方にはより強制力を持たせる8時間というのを制度で導入されているようです。
EUの基準が11時間ですね。
来年度、この勤務間インターバルがキーワードになります。
助成金が創設されたんですね。
なぜ勤務間インターバルやるか。
答えは睡眠時間確保するためです。
過重労働の問題は、労働時間の長さです。
労働時間が長くなると非労働時間が短くなります。
非労働時間の中で一番大きな割合を占めているのが睡眠時間です。
つまり非労働時間が減ると、
睡眠時間が削られて、疲労回復が出来ず、健康障害をおこす。
だからインターバルを設けて、睡眠時間を確保しましょうということです。
そして非労働時間の中に通勤時間も入っています。
通勤時間が長いと、結局は睡眠時間が削られます。
社員の健康確保の観点から、近く住んでもらう方が良いかもって議論もあると思います。
その際、検討するのが近隣住宅手当です。
会社の近くなら、家賃を何割か負担します。
比較するのは、現在の通勤手当とそれに本人の通勤で浪費している体力と時間です。
人材不足の現在、企業の各種手当の見直しの参考になればと幸いです。
(私ごとですが、通勤時間の細切れの時間ほど、集中して勉強できていたような気がします)
※職場意識改善助成金に「勤務間インターバル導入コース(仮称)」を設けるもので、
平成29年度概算要求額はおよそ4億円。
助成対象は、制度導入に伴う就業規則などの作成・変更費用、研修費用、
労務管理用機器などの導入・更新費用など。
助成率は費用の4分の3で、上限は50万円としている。
●鈴木啓介(すずきけいすけ) 社会保険労務士。専門は人事制度策定支援。
今年、個人的に東海で注目していることは、J2でのグランパスの戦いです。
J2降格は非常に残念ですが、苦しい時こそ強くなるチャンスです。
5歳の息子を連れてスタジアムで観戦したいと思います!!