子どもを地域のみんなで育てるということについて最近考えています。
昔は近所のオヤジによく怒鳴られたとか、家に帰って親にそのことを告げ口したら、また怒られたとか。
よく聞く話です。
地方から進学、就職などで都市圏に人口が集まり、そこがあらたな生活環境となり家族を築いていくため、地域毎に日本地図がおさまったような感じです。
そのような環境では、昔気質の口うるさい、おせっかいオヤジが育ちにくく、また受け入れ難いのではないでしょうか。
昔は大人は絶対的な権力をもっていましたが、今は子どもも男女区別することなく、ひとりの人間として尊重し、多様性を受け容れる社会になってきています。
近所の子どもを注意しても、煙たがられたり、シカトされたり、ひどい場合には逆ギレされたり、親からクレームをうけたりなんてこともあるのではないでしょうか。
地域で子どもを育てるってどういうことなのかな?って考えると、それは、大人がちゃんと大人になるってことなのかなと思っています。
子どもは言っても聞かないのが当たり前です。
大人の行動を見て、やってもいいことといけないことを学ぶものだと思います。
地域のルール、社会のルールを守る。
あいさつをするのは当たり前。
困っている人がいれば、お手伝いしましょうかと声をかける。
町が汚れていたらきれいにする。
大人はいつも子どもたちに見られていると意識して、手本となるような行動を心がけることがとても大切だと思います。
大人は、子どもに対して小さな大人のように無理を強いるくせに、自分は大きな子どもだったりします。
地域で子どもを育てるということは、子どもたちから認められる大人になることからはじまるのではないでしょうか。
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