映画:「この世界の片隅に」 | ステップファミリー×組織開発

ステップファミリー×組織開発

どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 

もうDVDレンタルも開始され、

オンライン配信も始まっているこちら。

 

もうご覧になりましたか?

 

 

そう、戦争のお話です。

 

私たち人間は

本当に愚かな生き物で、

国と国の大きな戦争というメインストリームが世の中にある時に

そうでない平民のささやかな日常という小さな声は耳を傾けない。

 


結婚やお嫁に行くということは、〇〇なことだ。

女は〇〇だ。

戦争で兵隊さんが闘っている時は、家を守る人達は贅沢をせず、少ない資源を有効活用すべきだ。

贅沢は敵。命があってよかったと思うべき。

・・・。

いろーんな「べき」に塗り固められて

多様性の「た」の字も見失う。

 



「私の正義」

「あなたの正義」

 

みんな違ってみんないいなんて世界はなくって、

国全体が目に見えない圧力で固められている。



 

そこに現実にあった、小さな声を

大切に大切に拾い上げて、

「多様性」の必要性と重要性が叫ばれてきた現代だからこそ

もう一度、声なき声を拾おうとした作品。

 

この一人一人の中に、確実にあった

大きな「痛み」のストーリーを

当事者は本当の意味で語ることが難しかったし

私たちも本当の意味で聴くことが難しい。

 

何故なら、そこに触れるのは「痛みがある」から。

 

だから痛みを感じないように、

ガムシャラに、悔しさというものをバネにして

高度経済成長や別のパラダイムでなくてはならない日本に成りあがった。

 

でも、人類にとって

あの戦争の痛みこそ、必要なギフトで

我々が何を経験し、何を学んで、そしてどこに向かうのか。その根源になるのが、その痛み。

 

ぼーっとしているという主人公のような、

大きな声を声高に上げたり、政治や、活動家ではない人

そういう人の声なき声を

我々日本人から順番に

そのディープデモクラシー(深層民主主義)を聞き届け痛みがあったことを感じられるかどうか。



是非この時代に生まれてきた意味を考え

行動するきっかけに是非。

 

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