恥を忍んで過去の自分の話を一つ。

過去記事再編集です。

 

 

今から20年ほど前の超極貧時代。

私の貯金通帳は底をついた状態。

というくらいしんどい時のことでした。

 

 

当時、引っ越したばかりのバイト先で

知り合い、すぐに仲良くなった、

5歳ほど年上の女性がKさんがいました。

 

 

彼女には、何か相談したり

一緒にご飯食べたりと、

すぐに打ち解け仲良くなりました。

 

 

しかし、知り合って1ヶ月もしないで

彼女は引っ越すことになり、ほんの短い間だったけど、

何か気持ちだけでもKさんにプレゼントしたいな、

って思っていた時に、同じ部署の人から

みんなでお金を集めて何かプレンゼントしない?

という提案を受けました。

 

 

何人かで集めてやるなら、

それぞれが小額でもそれなりの物や

餞別になるかな、思い、私もそれに

参加することにしました。

 

 

声をかけてくれた人は、

勝手にこちらで物を買ってあげるよりも、

引越し先で使う必要なものをあげようね、

ということを言っていたので、

私もそれに同意しました。

いらない物をもらっても困るだけだし・・・思ったし。

 

 

で、後日、その声をかけてくれた方から

「Kさんへのプレゼントの品決まったよー」

との報告を受けました。「Kさんね、

ダイニングテーブルセットが欲しいんだって!」

 

 

ダイニングテーブルのセット?

はぁ〜?16万円???

 

 

えっと・・・プレゼント参加者が6人だから、

160,000÷6=26,666。お一人様約¥27,000。

超極品時代に、知り合って1ヶ月の人に

27000円・・・汗汗・・・

 

 

結局そのテーブルセットがセールになって

半額の8万円になり、それを6人で

割ってKさんにプレゼントしました。

8万円になってもそれでも1人

13000円以上なわけです。

通常3000円位じゃないの?と

心の中で叫んでもそんなの聞こえません。

 

 

これは、引越し祝いに

ダイニングテーブルを欲しいと言った

Kさんがアフォーだ、という記事ではなくて、

断りきれない私がいかにダメか、

ということを言いたいわけです。

 

 

本来の「Kさんにプレゼントをしたい」

という温かい気持ちが、結局モヤモヤしたまま、

あまりいい動機じゃないまま、

参加することになったわけです。

 

 

どうせ同じあげるにしたら、

気持ちよくあげたいじゃないですか。

しかし、私のきもちはモヤモヤ募り、

どんどん、心は醜くなっていきました。

 

 

醜くなる前に、イヤだったら、

断ればいいのです。

今だったら簡単に言えるのに。

 

 

「ごめん、そんなに出せないわ」

 

 

これだけです。

なぜこれが言えなかったのか?

それは、他人の目を気にしているからです。

ケチだと思われたくないとか、

右倣え!の日本の悪い傾向です。

 

 

思い出しただけでも、自分にも腹立つし

ダイニングテーブルセットを欲しいって言った

Kさんにも腹立つし(笑)

 

 

断るって実はすごいシンプルです。

どう思われたっていいので、

「無理です」

「ごめんなさい、お断りします」

「できませんねー」でいいのです。

そこに理由が加わればさらに

説得力が増しますが、大抵の場合は

 

 

「金欠なんで無理です」

「先約があっていけません」

「体調が優れず最近休んでいます」

「興味が無いので」

 

 

これだけ。

断る練習、断る力、これから

強く生きていくためには、

とても必要なことです。

 

 

さて、このあとに、私の意思は

違うことで試されることになるのです。

 

 

こっちはほとんどギャグな話↓

懐かしき餃子オバちゃんのお話です

 

決意は試される〜断りきれない自分からの脱却物語〜

 

 
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