こんにちは、松本ひろみです。
「今日、宿題できてない」
そんなお子さんに対して、あなたはどんな声かけをしておられるでしょうか。
今日は、そんなシチュエーションに役立つヒントをお届けします。
先日、小学生の生徒さんの授業中に、こんなことがありました。
「先生、宿題が終わっていなくて・・・」
「そうなんだね。どこかでやる時間はあったと思う?」
「うーん、どうだったかなあ・・・」
どうもご本人は、時間があったかどうか、ピンときていない様子です。
そこで、彼女が今週どんな生活を送ったのか、タイムテーブルを書いてチェックしてみることに。
すると、驚きの事実がわかりました。
その生徒さんは毎日習い事でお忙しく、そもそも机に向かう暇がなかったのです。
「やる時間はあったのにできていないのか、そもそも時間がないのか。」
これは大きな違いであると言えます。
なぜなら、次にどう行動すれば良いのかが大きく変わってくるからです。
「時間があったのにできていない」だったら原因は「時間管理」にあります。
毎日の予定を見つめ直して、どう過ごせば良いのかを考えるのがベストといえます。
一方、「そもそも時間がない」のであれば、勉強時間を増やそうとすることは現実的ではありません。
今やっていることを効率化する、そもそも時間がないことを把握した上で、隙間時間を見つけるように工夫する、などなど、時間がないことを前提とした対策を打つのが適切です。
さて、この生徒さんに対しては、毎日10分でできるように宿題を細かく分けてお出しすることにしました。
根本原因を見極めることで、対策を立てるための大きなヒントになります。
●「なにがあったらできたのか?」
●「逆に、何がなかったらできたのか?」
こんな具体的な質問を問いかけてみてください。
原因に自覚的になるだけで、行動が変わることもあります。
『まずは一緒に原因を探してみる。』
よろしければ、参考になさってみてください!