こんにちは!
最短2週間で中高生の数学定期テストを90点以上に飛躍させる専門家
松本ひろみです。
先日、生徒さんからこんなお悩みをお聞きしました。
「計算ミスが多いんです…」
数学に計算はつきもの。
学年が上がってくるにつれて、その量と複雑さはどんどん増していきます。
詳しくお話をお伺いしていると、
テスト演習の中で、
計算ミスによるもったいない失点や、
やり直しによる時間のロスが多いそう!
後から見直したら気がつくけれど、
よくよく思い返してみても、
自分でもどうしてそんなミスをしたのか、わからないんだとか。
そこでわたしは、こんな提案をさせていただきました。
それは
答案用紙に文字を書く時、筆圧をあげて書いてみよう!ということ。
「え?計算ミスに、筆圧が関係あるの??」
もしかしたらあなたも、そう思われたかもしれません。
実は、意外や意外!
この二つ、切っても切れない関係性なんです♪
単純な計算ミスをする時って、
私たちの頭の中で、どんなことが起こっているのでしょうか。
そのメカニズムを紐解くと、大きく3パターンに分類されます。
①自分の字を自分で見間違う
②計算途中で、ぼーっとしている
③焦っている
この3つのパターンを同時に解消してくれるのが、
計算するときの筆圧を上げること!
①自分の字を自分で見間違う のは、
書きながら、紙の上で自分の字が流れていってしまうから。
筆圧をあげて書くと、
紙とペン先に引っかかりができるので、少し書くスピードが遅くなります。
すると、紙の上でペンが滑っていくことがありません。
一つ一つの数字の形を、しっかり意識して書くことができます。
●文字の書き終わりをしっかり止める
●数字の中の空間が潰れないように書く
●尖らせるところは尖らせる
●伸ばすところはしっかり伸ばす
●閉じることろはしっかり閉じる
普段からこういうポイント意識して数字を書くようにすると、
自分の字を自分で見間違うことが減ってきますよ!
次に、②計算途中で、ぼーっとしている について
これは、慣れた計算ほど起こりやすい現象。
今まで何度も経験していることが裏目にでて、
なんとなく、オートモードで計算してしまうことがあります。
(簡単な足し算、引き算、掛け算、割り算に多いです)
オートモードで計算している時は、
だいたい、手が動くままに計算を進めていて、頭の中が止まっています。
こういう時に、
「8-6=4 になってる!!」
みたいなミスをしてしまいやすいんです。
これが、「なんでこんなミスしたの?!」の正体!!
筆圧をあげて書くことで、
書くスピードが少し遅くなります。
すると、手の動きが少し遅くなるので、
オートモードで停止していた意識が戻ってきやすいんですね!
手と頭の動きが一致すると、こういうミスは減ってきますよ☆
最後に、③焦っている について。
焦ると自然と早くなるが、手の動き。
人が焦るのは、思考が行動を追い越して、
先へ先へと進んでいってしまうから。
筆圧をあげて書く
↓
書くスピードが少し遅くなる
↓
頭で考えていることと、手の動きが一致する
↓
思考の空回りが少なくなり、計算に集中できる
↓
落ち着いてくる
意図的に書くスピードを少しゆっくりにすることによって、
思考の空回りを防ぐことができ、
焦る気持ちを落ち着かせることができます!
いかがだったでしょうか。
繰り返し出てきたように、
筆圧をあげて書くことの最大の効果は、
「書くスピードが少し遅くなること!」
文字をちょっと濃い目に書くだけで得られる、沢山のメリット!
ぜひ試してみてくださいね♪
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
心をこめて。