こんにちは!
最短2週間で中高生の数学定期テストを90点以上に飛躍させる専門家
松本ひろみです。
今日は、
受験生のお子さんをお持ちのお母さんへ向けてのお手紙です。
先日、こんなお声を耳にしました。
「受験を控えた子どもに、自分が母親としてしてあげられることは、あるのでしょうか?」
年が開けたら、本格的な受験シーズンの到来。
センター試験まであと一ヶ月を切りましたね。
冬休みを迎え、毎日机や塾に通って頑張っているお子さんを見守る、お母さん。
お子さんを思う強いお気持ちが、痛いほど伝わってくるお言葉でした。
「子供の頑張りを、ただ、見守ることしかできない…。」
もし、あなたもそう感じていたら。
そんなあなたに、
わたしが、生涯忘れることはないだろう、このエピソードを贈ります。
わたしにとって、生涯、忘れられない出来事。
それは、二度目の大学受験当日まで遡ります。
わたしは
大学受験の際、一年間の浪人生活を経験しています。
国立大学を目指していたこともあり、
センター試験の受験は必須。
しかも、5教科7科目のトータルの得点で8割2分以上を獲得しなければ、
志望校への合格ラインには届かない。
少しのミスも許されないプレッシャー。
もう後がない、失敗できないとう極限状態の中、
正直、精神的にギリギリの状態でした。
そんな中迎えた、二度目のセンター試験本番。
わたしは、これまで一度も経験したことのなかった状況に見舞われます。
当時から数学を得点源にしていたわたしは、
数学IAで100点満点を取ることを目標にしていました。
ちょっと間違ってしまったとしても、せめて、90点台は取らねばならない。
他の科目で取れる点数との兼ね合いで、
数学90点台は必須でした。
それが、数ⅠAの試験中。
設問が全体の折り返しを過ぎたあたりで、
問題の解き方が全くわからなくなってしまったのです。
(解けない…!!!?)
テスト中の自席で、
時計の針の音と、周りの鉛筆をはしらせる音があたりに響いていました。
サーッと血の気が引いていくような感覚。
胸の奥をかきむしるように、湧き上がってくる焦り。
動揺で、震えてくる右手。
数学で90点台を取れなかったら、この一年の全てが無駄になる。
動悸がして、息が切れて
自分の心臓の音が耳の奥でガンガン鳴り響いて、
涙で視界が霞みました。
あの時の気持ちは、今でも忘れません。
『一番の得点源にしていた科目が、全然解けなかった。』
90点台を取らないと絶対にダメだったのに
60点も取れていないかもしれない。
この事実は、
わたしを強烈に打ちのめしました。
数IAが終わった後は、お昼休憩。
それを挟んで、数学の2科目めである数ⅡBが控えています。
数ⅡBも、数IAと同じく、得点源にしている科目。
ここで持ち直さなければ、もう本当に、わたしの国立大学への夢は途絶えてしまうのです。
試験が終わっても、わたしは朦朧としていました。
ぼんやりとして、感情も思考も止まってしまって、何も考えられない…。
ですが
そんな時に、ひとつだけ。
わたしを救ってくれたものがありました。
なんだと思いますか?
それは
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『母からのメール』
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だったんです。
昼休みに入ってすぐ、
「どうだった?」
という母からのメールに、
「数IAが全然解けなかった。もうダメかもしれない。」
と返していたわたし。
そんなわたしに、母はこんなメールをくれました。
「ひろみは、この一年間、よく頑張ったよ。
今は焦って落ち込んでいるかもしれないけど、大丈夫。
ひろみの頑張りは、絶対に報われるよ。
今年、たくさん頑張った、自分の頑張りを信じてね。」
それを見たとき、泣きました。
色々な思いが溢れてきて、止まりませんでした。
この一年、何をやってきたんだろうと自分を責める気持ちとか。
うまくやれなかった自分への情けなさとか。
一番自信を持っていた科目を大失敗してしまった悔しさとか。
そういうごちゃごちゃした感情が、涙に溶けて、流れていくようでした。
だけど、なにより。
「母は、わたしが大失敗しても、わたしが頑張ったことを信じてくれるんだ」
そのメールをみて、安心したんだと思います。
泣き終わった後には、スッキリしました。
吹っ切れたんです。
失敗してしまったかもしれないけど、
もう終わったことは仕方がない。
残っている科目を精一杯頑張ろう、と。
そしてその後の試験は
わたしは自分のペースを取り戻し、
残りの科目で実力通りの点数を出すことができました。
その後の大学入試も、
第一志望の学科には届かなかったものの、
結果的に、志望していた大学の他学科に合格することができたんです。
入試本番の極限状態の中、
わたしの窮地を救ってくれたのは、母の言葉でした。
お子さんにとって、
お母さんの言葉には、とてつもないパワーがあります。
あなたが、
お子さんを思う愛情。
お子さんに寄せる信頼。
そして、何があっても大丈夫だということ。
そんな気持ちを、ぜひ、お子さんに伝えてあげてください。
その言葉の一つ一つが、
お子さんへの最高の応援になると、わたしは確信しています!
「お母さんの愛の言葉」は、
どんなお守りよりも強力で、お子さんにとって、何にも変えがたい宝物!!
わたしの経験が、なにかの形でお役に立てたなら、
それほど嬉しいことはありません。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
心をこめて。