こんにちは

女子高生の「数学が苦手」を「わかる!解ける!」に変える専門家
松本ひろみ です
大人になってから
自分が女子高校生だった時のことを思い出すと、
一番思い出すことがあります。
それは、毎日毎日、ひたすら眠たかったこと。
まるで気を失うかのように。
高校時代の私の眠気は異常で
日中、座ったり、静かになったりすると起きていられなくなっていました。
兄弟からは虚弱体質とからかわれ
寝ている私を見つけては両親は怒るし
授業で起きていられないことへの罪悪感も半端じゃなく
吹奏楽部だった私ですが、
皆で演奏練習をする、合奏の待ち時間にも、船をこぐ始末。
眠りたくないのに、寝てしまう。
起きていられない。
寝ては怒られからかわれ、恥ずかしさと強烈な怒りを発散できずに持て余して。
こんな環境の中で、
私は誰にも相談できず、日に日に罪悪感を募らせていきました。
だからといって、どうしたらいいのかはわかりません。
わたしがしたことといったら
”頑張って起きていようとした”くらい。
だけどその頑張りはむなしく
抵抗できない眠気は何度も襲ってきて、その度に私は負けてしまうのです。
次第にわたしは、
「わたしは、まともに起きていることすらできないダメなやつ。」
そんな自己評価を、知らず知らずに下すようになっていました。
心身ともに、疲れ果てていたと思います。
もしも
高校生ひろみんに、今、私が出会えるとするなら。
すぐ、こう声をかけて、抱きしめてあげたい。
「もう、いいから休んで。」
今考えるとね。
明らかに、オーバーワークだったんです。
人には、元気に活動できる体力の限界があると思うんです。
そしてそれは、人によって違う。
同じように活動していても、毎日疲れ知らずな人もいれば
私のように、もともとの絶対体力値が低い人もいます。
それは個性だから、良い悪いじゃないんだということを、
身体の調子を一番に整えることが大事なんだということを、
その時のわたしは知りませんでした。
それどころか、自分と他人を比べて
「これくらい、できないといけない」
「あの子に比べて、わたしは全然頑張れていない」
「こんなもんでは、到底やっていけない」
「もっともっと頑張らなくては」
こうやって、自分を追い込み続けていました。
平日も休日も休みなく部活に行き
そのあと電車に飛び乗り、夜遅くまで塾に通い
家でゆっくりお風呂に入る暇もなく、
毎日気を失うように寝ていた、あの頃。
「あなたは今のままで十分頑張っているから、もう休んで。」
あの時。
そう、何度も力強く伝えてくれる人が周りに居たら、
高校生のわたしはどれほど救われただろうと、心の底から思うのです。
だから、今、伝えたい。
眠くて起きていられないあなたへ
身体がしんどくて倒れそうなあなたへ
「あなたは今のままで十分頑張っているよ。
これ以上頑張らなくていいんだよ。
今日はもう、ゆっくり休んで。」
あなたの心と身体は、あなたにしか守れません。
どうか、どうか大切にしてくださいね。
今日も笑顔あふれる素敵な一日になりますように

