本日から夏休みに入っている学生は多いと思いますが、本校全日制は、テストや面談期間を含んであと3週間ほど続きます。間もなく梅雨も明けそうな予報もあるので、さらに熱中症には気をつけなければなりません。見た目とは裏腹に健康なアキラです。
さて、昨日は通学生の企画により体験入寮が行われました。
普段宿泊することのない学校という場所に、普段はいるはずのないメンバーとともに長時間を過ごすことはとっても貴重です。小学校、中学校、高校ともに宿泊を伴う行事があることから考えても大切な経験なんだと思います。
最近ふと気付きましたが、子どものころは何も考えなくても経験したことに対して感覚的に学ぶことができていました。当時は学びであることすら気付いていなかったでしょうし、それが受動的であろうと能動的であろうと、楽しかろうと楽しくなかろうと学びになっていたんです。
そう考えると学校というシステムは、よく考えられて出来ているのだと改めて感心します。そして、それをさせているのは、学校という仕組みに対する信頼なのだと感じます。
極論ですが、無駄と感じられる取組みに対しても意味があるものとして信じられるかどうか。子どもたちは素直で純粋です。だから、取組みに対する動機づけさえ間違えなければ自然に学びます。しかし、社会が学校に対して不信感を持っていれば、いくら動機づけをしても子どもたちも学ぼうとしません。たとえ学べることがいっぱいあったとしても、経験をしなければ話しになりません。
現代は、そういう風潮を感じることが多々あります。信頼を失う行為をしてきたのも事実ですが、残念なのは学校本来の目的を置き去りに、信頼を得ることを目的としてしまう学校すらあります。国が制度の見直しも含めて議論する中、すべての人が考えないといけないのかもしれません。
ちなみに、年齢が上がれば上がるほど、意識し、考えなければ学ぶことができなくなっていきます。大人は意識しなければ学べません(少なくとも私は・・・。)
高校生はとっても微妙な年代ですが、考えることが十分できる年齢です。だから意識し、行動することによって、学ぶスピードは各段にあがるはずなので学ぶことを意識してください!