「鉄人ガンマ」って、ご存知ですか?
実家においているのでこれじゃ!と画像などお見せできないのですが、
週刊モーニングに連載されていたといえばある程度テイストなどおわりいただけるかと。
主人公のガンマはスーパーの精肉売り場の主任で、過敏性腸症候群で美人で心優しくおしりのきれいな「オシリーナ」(ガンマだけの心のニックネーム)と小学生のよくできたいい息子の三人暮らし。
美人の妻と可愛い子どもがいて、なにが不満ということはないはずだが、
愛する家族のために私は変わりたいがガンマの切ない願い。
彼の外見はぐるんぐるんの天然パーマが大仏様のようであり、その肉体は仁王様のような発達した筋肉で覆われている。
いつもむやみにペコペコしてばかりいる気の弱いガンマだが、彼がその気になれば鋼の筋肉が盛り上がり、敵なしだ。
変わらなくったっていいじゃない!
とガンマを読みながら思っていた。
ガンマは外見を変えたいわけじゃなく、気の弱さや要領の悪い、おどおどしがちな自分を変えたいわけだが、
そんな彼をオシリーナも息子も尊敬し愛しているわけで、それで十分じゃん、
と思って読んでいました。怪作なんだろうなあ。ダメおやじのポジみたいなマンガかも。
ひとのことは変わらなくていいじゃない、そのままで、
と思うけど自分のこととなると、
このままじゃダメな気がする、
と思ってしまうのもまた人間で。
唐突なようですが、
脚が筋肉質になりつつあり、いままで見たことのない形になってきています。
心は変わらないと思うが、体はなんぼでも変えられる。
体が変わると気持ちも少しは筋肉質になる気がする。
べつの話のようですが、私の中ではおなじことだと思うことがあって、
きょうみた映画「東京家族」、山田洋次監督の志が高くても、
映画を撮る安定した技術がなかったら成立しない世界であって。
若い頃はバカにしていた形とか型とか技術、形式、基礎トレーニングなどという、
形
がいちばん大事なものだという気がしています。
形はだいじだ。
志が高くても、技術がなければそれは伝わらない。
技術を身につけるための時間のことを、
修業
とよんで、心を一緒に育てる時間だったんじゃないか。
いま「バカボンド」を連想したわけですが☆
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