テルマエ・ロマエ、
見てきました~♪
画期的なことに息子以外の人と見に行って、
映画のあとに喫茶店でお話する、
という、
中高年女子デートでした。
阿部寛演じるルシウスの、ハドリアヌス帝への忠誠心がマンガ以上だったです。
ハドリアヌス帝は市村正親、
さすがの存在感でした。
それにしても、
平たい顔族のはずなのに、
どうしてこうも濃い顔の一族がいるんでしょうね。
北村一輝のケイオニウス、宍戸開のアントニヌス。
大量の現地エキストラにあって、べつにふつーでいそうでした。
原作にはない、温泉旅館の跡取り娘にして漫画家志望の山越真実の上戸彩がよかったです。
演技とかじゃなくて、お風呂上りやお風呂に入っている時の、
眉のうすい、子猫みたいなやわらかな顔がキュートで、
そんなファンでもなかったんですが、
ええー、このコこんなに魅力的だったっけ、と見直しました。
映画のなかの上戸彩はものすごく可愛かったんですよー、このパンフレットの写真より。
キャスティングは誰をとってもピッタリ。
温泉旅館の真実のお父さん笹野高史、常連客の面々が活躍?する後半は原作とはまったくちがう、
オリジナルですが、
ルシウスに焦がれてとうとう古代ローマにきてしまった真実(なんと図書館から借りたラテン語入門でルシウスとふつうに会話できるようになってしまった! ものすごく語学の才能があるのでは…)とルシウスが、
やっぱり古代ローマにきてしまった温泉旅館の面々とともに戦場にオンドルを建て
ついにハドリアヌス帝に戦の勝利と、後世に伝えられる名をもたらすのです。
前半は原作のエピソードに忠実で、いか八朗のピンク色に染まったごきげんな銭湯にいる老人はじめ、
可愛いパワーのあるおじいちゃんがじっくりした味わいがあってよかった。
古代ローマの衣装も背景も、色合いから重厚感もよく、基本黒白のマンガである「テルマエ・ロマエ」をカラーで見せてもらった感じ。
内田春菊が、シャンプーハットの老人のお嫁さんでマンガ家でもあって、
真実に手厳しいことを言って追い返すのですが、
マンガの協力者に、原作のヤマザキマリは当然として、
三宅乱丈とかあって、楽しかった。
原作にもないし、映画の紹介にもないですが、
大いに気に入ったのは、ルシウスが古代ローマと現代日本を行き来するときに現れる、
謎のオペラ歌手(たぶん)。
まん丸に太って燕尾服で歌うおじさんがシュールで、
激しい渦巻きに飲み込まれるルシウスの海神のような姿に重なる荘厳なおオペラがよかった…。
部分部分はすごく輝いていて楽しかったのですが、
全体の印象はぼやんとする気がしますが、
でもそれでいいのかも。
お風呂の湯けむりがテーマの映画なんだもん!
ではこれから面談にいってきます♪
(さっき行ったら1時間はやかった…が油断して5分すぎたよ~)
ではでは☆
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