
映画のあとに行った喫茶店は、こちらのお店でした。
ひねもすほっと茶屋。
盛岡は城下町なので、道が複雑に入り組んでおり、
ナビゲーター直子さんがいなかったら絶対たどり着けない。
なんかこの道を行っていいのかな、と迷ってけっきょく入ったことのない道がたくさんありまして。

昼間は喫茶店、夜はバーのお店で、
壁はギャラリーになっていて、眺めていて飽きない。
ここでテルマエ・ロマエの話をする予定でしたが、
ほんとにいろんな話題がつぎつぎ芽吹いてですね、
われわれ中高年は膝を大切に、
あとすこしで大人の休日倶楽部だし、
とか。
ケーキセットを頼んで、その後も話は止まらんかったです。

私が頼んだのは、ズコットケーキ。
お菓子の本でズコットケーキというのを見たことがあったので、
どんなもんか食べてみたかったのです
あとで知ったのですが、中世のイタリア・トスカナ地方でつくられた神父さんの半球状の帽子を模したケーキで、
ズッカとは頭巾のことらしいです。
柔らかいスポンジにくるまれたクリームと、内側のチョコレート入りのクリームの三層構造で、
外側のドーム状のスポンジはゼリーがかかっていました。
ふわふわして口当たりのいいケーキでしたが、
イタリアのケーキだったとは。テルマエ・ロマエつながりか?

直子さんが頼んだのは大人のショコラケーキ。
そばに添えられていたのは、
溶岩?

このあと、お店の常連さんだと思われる女の人が大量のそら豆を持ってきて、
四国のひとで実家から送られてきたんだって。

四国では茹でて醤油につけてたべるそうで、それも作ったものをタッパで持ってきてくれたので、ラッキーにもご相伴に預かったです
岩手ではあんまりそら豆って身近じゃないんですが、
売られていても高くて、気軽におつまみにできる感じじゃないです。
が、四国ではふだんの野菜なんだそうだ。
いいなあ。
四国は一度も行ったことが地方なんです。
高校時代から高知に行ってみたいと思っていたんだけど。
30年くらいになるなあ。
西原理恵子のマンガのなかで、赤ちゃんがおなかにやってくることを、
そら豆に例えている場面があって、
単純に、そら豆、ぷくっとして可愛いもんなあ、
と思っていましたが、
いつも身近にある、なじみ深い野菜だったんですね。
☆ ☆ ☆ ☆
直子さんとはrakraの取材から知り合ってえーと、5年ほどになります。
映画のあとに喫茶店でおしゃべり、
なんて冷静に考えると、えー、何十年ぶりでしょうか。
貴重な、楽しい午後でした☆