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ひとって、自分の住んでいるところがいちばん☆すきですよね。
特に女性にその傾向が強いような気がします。
私にも少しは友達がいるわけだが、おなじ盛岡の友達とは盛岡、いいじゃ、最高じゃ、ってな話で盛り上がれる。
しかし、実家の友達は盛岡、住みにくいじゃん、病院とか市役所とかいちいち離れてて。
というんだが、全部徒歩で用が足りるのがいちばん☆と言われても共感できないしなあ。
ほどよく都会的で、ほどよく緑が豊かで、
まちの規模にしては、
本屋とパン屋と映画館と喫茶店が多くて、
橋と川が多くて、秋には鮭が遡上して来たり、
畑を借りれば狸に気をつけてね☆とアドヴァイスされてしまうとか、
このミックス加減がたまらんばい。
盛岡のなかでも街中よりは外れているところなんですが、
駅まで走って行けるし☆膝が痛くないときはね。
岩手県盛岡市の、盛岡文京区というか、学校がやたら密集していて、安くて量の多い、学生さん向きのお店ががっつりあって、
図書館と白鳥の飛来地でもあり、桜の名所でもある公園がタッグを組んでいる公園がごっつ近くて、
私は毎朝そこを走りながら、ああ、私はいまいちばんしあわせだーーーー、
と心の中で叫んでいる。
前に住んでいたアパートはそれまで住んでいた社宅より天井も低かったし狭かったけど、
大家さんがいいひとで、プランター数十個置いて花壇もバジル畠もやってたし、
当時は2階の部屋から月がよくみえて、秋なんか、月明かりがまぶしくて眠れないなんて贅沢な悩みもあったなあ(私は完全に真っ暗で音のしない部屋じゃないと安眠できない。部屋に目覚ましを置かないのは針の音が耳に障るから。あと蛍光のものが部屋にあるのも苦手です)。
わりあい、どこにいてもそこがすきになるタイプなんだと思う。
子どもの頃の夢は図書館と海の近くに住むことで、
さすがに盛岡は海はない内陸ど真ん中だが、
川や池があって、橋のある景色をみるたびに、あー、なんてしあわせなんだあーーーー、
とか思う。
岩手山がどこからもみえる。
形が素直で見飽きない、いい山なんですよ。
毎日たべても飽きない真っ白なごはんみたいなところ。
たまにはちがうものもたべたくなるけど、
ここは私の主食っていうか。
そんなふうに思っていて、いろいろ全部すきです☆
