益田ミリさんの本は読むたびに発見があって、驚かされる。
私が忘れっぽいだけか?
前は益田さんのほかのマンガのキャラクターであり、このマンガのチエ子さんの行きつけのカフェではたらいていたすーちゃんに注目して読んだんですが、
今回、巻末に書き下ろしの福井旅行篇が!
「47都道府県女ひとりで行ってみよう」とおなじ福井でも、
読み比べてみると、内容はちがう。
益田さんは「47都道府県~」を書いたあと、また福井に行ったのかな、なんて思って、
確かに前も読んだのにすっかり忘れていたなーと思う。
桜の季節になると、仕事帰りに夜桜を見て歩くのがすきなチエ子さんのエピソードを思い出して、
そこを読みたかったのですが、
やっぱり行ってきたばかりですから、
福井篇でしょう。
福井といえばソースカツ丼。
そう、それは知ってただ。
でも時間がなかっただ。
つぎはソースカツ丼だな。
永平寺~。
えちぜん鉄道で恐竜博物館の逆方向にあるので、ここも行ってないなあ。
東尋坊も行かなかったー。東尋坊タワーもあるのに。
永平寺方向はひとり旅だったら行きたい場所かなあ。
と思っていたら、福井県立恐竜博物館にも足を運んだチエ子さんとサクちゃん(とおそらく作者の益田さん)。
そう、とにかくでかくて銀色ドームのなかに恐竜がわさわさいます(もちろん、わさわさ動くのは一部ですが)
ここは読み抜けていたかも。
桜の季節のチエ子さんのエピソードより、福井旅行篇と、
おつかいものを届けて専務にもらった三千円(チエ子さんは秘書です)で、
専務がここのホテルのケーキはうまいらしいぞ、と言っていたのをうけて、
ホテルの3000円するケーキに、ここは奮発してプレミアムコーヒー、
と思い切りのいいティータイムを楽しむ場面が印象に残った。
益田さんのほかの本で、自分のお父さんのことを書いた本があるのですが、
こういうとき、パッとお金を使って人生を楽しむのは、
お父さんの影響かなーと思う。珍しい果物を買ってきたり、
財布を持たないでポケットに入れていて、縁日で子どもがなにかやりたい、たべたいというと気前よくサッと出すところとか。
エッセイコミックでもお母さんや妹さんと女同志の楽しみを描くことが多い益田さんのなかに、
お父さんの影響もまたずいぶんあるんじゃないかな、と思ったんでした。
それにしても3000円のスーパーピーチショートケーキ、
どんな?
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