食品の包装 マヨネーズ、卵、 | 菅原初代オフィシャルブログ「魔女菅原のブログ」

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eeeeee

こんにちは。




天気予報の最高気温は1度。



思わずピグにもこんな恰好をさせてしまいました。




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過保護ここに極まれり。




ところで穂村弘の「絶叫委員会」に、

子どもの頃よんだマリー・キュリーの伝記には



マリーは寒いときは椅子を着て寝た、



という信じられない一文があって、とありましたが、


私が読んだ子供用の伝記ではたしか、


椅子を乗せて寝た、だった気が。椅子を着て、というのが原文だったのかな。

で、それじゃあいくらなんでもな、ということで椅子を乗せて、になったのだろうか。


寒さのあまり椅子を乗せる貧乏暮し。昔の日本の布団は重いうえに2枚重ねだったから、

椅子を乗せたくらいはあったかもしれない、とふと思った。



服も布団も、ある意味人間の体を包装していると言えます。


特に服は外にも着て歩くものですから、自分はこういう人間だというのを

表明する広告手段とも言えます。服はメッセージだ。



↓で、こちらの本ですよ。



判型も小さく、157Pと中身もコンパクトで、

なおかつこのシンプルなカヴァー。





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ところが中身がおもしろいんだ。



長年の疑問がするするほどけていく快感。



執筆者の一人・山本氏は味の素でさまざまな食品開発にも携わっていたので、



味の素の消費量を拡大するために振り出し口を大きくした、


という伝説(?)はじつは技術の進歩で純度の高い結晶ができるようになったので、

振り出し口を大きくしたのが本当だ、という。



ははは!



また、



きのう生協でマヨネーズをどれにするか迷って、卵黄タイプのcoop製品にしたのですが、


マヨネーズの王者と言ったらQPですよね。



味の素にいた山本氏は、QPは風車、こちらはドンキホーテのようなものだった、といいつつ、


先発のQPが卵黄濃厚タイプなのに対して、全卵・ライト風味で対抗し、


星形のスパウトで一矢報いたエピソードを披露しています。




会社勤めのあとは食品会社数社のコンサルタント業へ転身したのですが、


納豆会社から、製造した納豆が茹でた大豆状態だ、なんとかしてくれ、という悩みを

打ち明けられ、もってきてもらった納豆をみると、辛子の袋から辛子の匂いがプンプンしている。


カラシ成分が通期して納豆菌の発酵を阻害しているのでは、と思い、通気のしない塩化ビニールの袋をつかうようにアドバイスすると、今度は上手く行ったと喜ばれたそうです。



ふだん、



手先が不器用なこともあって、あの小袋をちぎっては入れ、という作業をやりたくない私ですが、


あの納豆のパックのポリエチレンフォームや納豆にかけられた薄いポリエチレンシート、調味液と辛子の小袋。


あのひとつひとつの包装について、いったいどれだけの工夫と研究が重ねられたのだろうと思うと、今度からは辛子の小袋も邪険にしないでやるか、と思ったりします。



また、ラップといえばつい連想する、


「サランラップ」のサランについて、


最初はなかなか売れなくて、売れ残りの包装材をメーカーの

二人の従業員の奥さんが仲間と一緒にピクニックに出かける際に

持参したサラダ用のレタスの包みとして使用していたことがきっかけで

注目され、


現在の「ラップフィルム」が誕生したのだが、


ふたりの奥さんの名前が


サラ「Sarah」(ヘブライ語で王女)、アン「Ann」(ヘブライ語で華麗さ)

だったため、


「華麗なる王女」を意味する「サラン(SARAN)」と名づけられたという。




赤毛とそばかすがトレードマークの女の子は「e」つづりの「Anne」に

こだわったわけですが、「Ann」は「華麗さ」だったとは。




身近な食品について知識を得られるとともに、新鮮な気持ちになれます。