大成功(←それは実際はスライスしてみないとわからんのだが…)
のこめ粉配合山食の傍らで、
ちょっと大変なことになっていたのがこちら。
上がすくすくホイロ終了の山食で、
下の不ぞろいな感じの山食が黒糖レーズン。
なんかねー、真ん中だけがもこっとでて、
両端の山がいまひとつ窯のびしてこないっつーか。
さらに、底にレーズンがびっちりくっついて
型からはずれないっ
んもう!これは自家けってーということで、
がさつに外したらご覧のとおりですよ。
これが、底面。
型に皮がくっついちゃって、一皮むけたってわけ。
原因はやっぱり、私がレーズン好きで、レシピよりぎゅうぎゅう
多めのレーズンを巻き込んじゃって、焼くにつれてレーズンの液がにじみ出て
底の皮がひっついたってことでしょうね。
欲ばりすぎるといいことはないって、「舌切り雀」で学習したはずなのに。
でもどうですか?
このポツポツレーズン、おいしそうにみえませんか?
もうね、湯気がもわもわたっていて、
炊きたて焼きたて挽きたて必ずしもうまいとは限らない、
が持論の私も揺れましたよ。
こ、これは強烈!!
トカゲのしっぽとか蝙蝠の黒焼きとかを配合して作るらしい
魔女の媚薬よりも強烈にアピールするったら。
湯気のでているようなパンはパン本来の旨みは感じられない、
という持論も投げ捨てて、平伏しましたよ。
なしてこげに美味いんじゃ。
もぎゅもぎゅっと一山、1/3斤たべちゃいましたよー。
もー止まらんかったですよ。
たべながら、ああこのアツアツのところに発酵バターを
塗りたくってたべたら、カロリーオーバーだとはわかっているが、
どんなに美味かろう、という考えが浮かび、
くそぅ、一刻もはやく痩せてやる!
やせて発酵バターたっぷり塗ってたべるあの至福の日々に
もどるんじゃ!
とかたーく決意した私だった。
見た目じゃないのよ、パンは。
見た目は不格好でしたが、
不格好だからこそ出来立て焼きたてのほやほやの
しあわせを独り占めできました。
なんでしょう、
生まれた猫の中でいちばん不細工だった猫が、
いちばんひとなつっこくて意外に声が可愛らしくて、
貰い手がつかなかったのもかえってよかったかも、
みたいな?
読んじゃったよー、「グーグーだって猫である」完結巻。
グーグーがやってきたころの大島さんって、いまの私とおなじくらいの年齢だったんだなあ、
と気づいた。
連載が始まったときは完結がこういう形になるとは思っていなかったなあ。
なんて、
なぜパンのブログが猫の話になるのか。
それはやっぱり、
作者大島弓子さんの昔の自画像が、
逆さ食パン
だったから?
ではまた~♪