あー、
Amazonで頼んでおいたマンガが到着しましたー。
いとうれし。
で拝見していた、りさりさんのマンガです。
Webマンガの書籍化なのですが、
正直、これがネットで見られるのはうれしいが、
もったいない気がするなあと思っていたので、
本になってヨカッター。
しかも、
新作が入っていたのがまたうれしい。
ネットで連載されていたマンガは全部読んでいて、
いやそれでも本として手元におきたかったのでいいんだけど、
やっぱり、
新作はうれしいですよ。
「いつか見た青い空」は、Web連載のものから、
主人公の「さり」が預けられているカトリック系児童養護施設で
出会った女の子たち、
その姉妹、あるいは疑似姉妹の関係について描かれたマンガを主に
まとめられています。
新作「妹いじめ」。いじめられ、泣かされている百花ちゃん。
じゃんけんで負けてみんなの荷物を持たされたところで、
全員ダッシュ。ふつうは電信柱ごとの交代なのに。
しかもこういう意地悪を仕掛けるのがお姉ちゃんの千夏ちゃん。
動物をかわいがり、小さい子をいじめたりしない千夏ちゃんが、
なぜか妹だけひどくいじめます。
でもマンガをみると、この千夏ちゃんがユニークで
魅力的なんですよ。
そんなふたりですが、夜になると千夏ちゃんに物語を
ねだる百花ちゃんと、百花ちゃんのために図書館であたらしい
お話をさがす千夏ちゃんというほほえましい関係に…。
このコマで読んでいるのは「長くつしたのピッピ」ですが、
千夏ちゃん自身が、ピッピのようです。
一匹狼で動物にやさしく、意地悪なところがあって、
気まぐれにやさしかったり、気前がよかったり。
りさりさんのマンガは児童養護施設や親子の絆、
児童虐待、里親制度などを描いていますが、
主人公の「さり」が澄んだ目でまわりをみている感じが
伝わってきます。
子どもは言葉を持たないので、
子どもの頃大人に対して、ほんとうはこういうことがいいたいんだ、と
思っても伝えられません。
また、大人だけではなく、子ども同士でも誤解されるとそれを解くのは
難しかったりもします。
そんなところを丁寧に掬いとっているので、読むのが楽しい、というとなんか
冷血のようですが、完成度の高いマンガを読むのは純粋に楽しいですよね。
ああ、
買えてヨカッター。
紹介できてヨカッタ。
ではでは♪