
あまりに有名なワインについてのマンガですが、
その構造はアラビアンナイトだなーと。
捜し求めるワインのまえに必ず誰かがいて、さらにこの謎がとけたら探しているワインを教えよう、
というように探しているワインからまたさらに探しものが増えていくわけだ。
アラビアンナイトは語り手の物語のなかにも語り手がいて、どこまで行ったのかわからなくなるんですが、
「神の雫」はキッチリ本来の課題にもどります。
ワインもソムリエも縁のない世界にくらしていて、それでいいと思っていたら、

ワインビジネスの世界では、ワインの試飲でパンをつまむんだそうです。舌をニュートラルに戻すために。
で、パンに音楽を聞かせるってほんとにあるんですね。
うちのパンたちはほぼ無言で育てていますが、
わりによく発酵するのは、「私心はおしゃべりだわ♪」の作り手の性格がもろ出しなんでしょうか。
ぷくぷく(^皿^)。