フェルナンド・ボテロの「馬に乗る男」。
予備知識なしだったので、えー、ボテロがここにいたなんて!
と狂喜してしまいました。
私が高校生くらいのときだったかなあ、祖父が取っていた
雑誌に、毎号1人ずつ画家を紹介するページがあって、
だいたいはよく知られた絵や画家だったんですが、
そこでボテロの画と出逢ったんです。
はじめてみたボテロは衝撃だったなあ…。
ものすごい、ずどんと太い、丸太みたいなふとっちょの
家族の画だったと思う。
子どもだったから、ボテロ、というその絵にいかにもぴったりな
画家の名前を覚えたからと言って、たとえばいまの時代のように、
ネットで検索~(最近息子がなんでも検索すれば?というのがヤダ。
こどもはこどもらしく思考錯誤していろと言いたい)なんてなかったし、
ただその名前だけはふかーく心に刻んだんでした。
当時から雑誌や新聞の切り抜きをやっていたので、箱にかなり
ながく、ボテロの絵もおさめていたとおもう。
すきな絵や写真や記事は、箱にとっておいて、ときどき眺めるのがすきです。
美術全集に巻があるような画家じゃないんだけど、すきなひとはすきな
画家らしく、誰だったか、ある作家のすきな絵にボテロの絵が紹介されているのを
みたときは、うれしかったし、
美術展で思いがけなく、ボテロの絵が1枚あったりすると、来てよかった!と思うほどです。
彫刻もあるんだなあ、ボテロ。しみじみ。