夕方、保育園へ向かう途中で、FMを聞いていたんです。
サントリーアバンティの番組なんですが、今回のテーマは
「世界一の日本人」。
円周率の暗記で世界一の男性が登場なさっていました。
100桁ずつ、記憶のために物語を作るんですが、
唱えているうちに、お経のようになって、物語は消えてしまう、
とおっしゃるのが興味深かった。おうちがお寺なんだそうです。
その次に登場したのが、小林尊さん。ええー。ですよ。
まさかこんな偶然があろうとは。17:37位から、5分ほどだったかしら。
今日は用事があって、お迎え遅くなったのですが、
いつもどおりの時間だったら、たぶん、貴重な小林さんのお話を聞く
ことはできなかったですね。あーよかった。
私はなにしろ、大食いブームの2000年から2001年頃は、大食いというジャンル
の存在も知らなかったので、小林さんがこんなに長く話すのを聞くのは
はじめてだ。
少年っぽい声と抑揚、話し方が印象的でした。実際にあるかどうかはべつにして、
ソバカスの浮かんだ鼻に皺をよせて笑っている少年、みたいな
声だった。
いくつかの言葉が、耳に残りましたね。
「準備」「柔らかい胃」「固い胃」「胃をそだてる」。
アナウンサーが、なぜ、初めてのホットドッグ大会で、
それまでの記録の2倍も食べて、記録を塗り替えることができたのか?
と問うのにたいして、
「準備したからだよね」と。他のアメリカの選手は、大食い自慢で真剣ではあったんだけど、
普段の食事の延長上の大食いだったからね、と。
「ソロモンメソッド」と名付けられた、パンとウインナーをばらして、ウインナを二つに折って、
パンも水をつけて食べるやり方について、私ははじめてそのいわれを知りましたよ。
周知の事実かもしれませんが、書いてみますねー。
それは、ソロモン王が、一人の子どもをめぐって二人の母親が、自分こそが母親だといって
譲らないので、この赤ん坊を二つにわけてやろうか、といった伝説によるそうです。
そうだったのか。そのあと、もちろん、本当の母親が子どもを二つに分けるなんて、そんな
可哀そうなことはできない、と言うのだと思いますが。日本にもありますよね。大岡裁き。
このソロモン王の二つに分けるということから、ウインナを二つに折って食べる小林さんの
やり方に、ソロモンメソッドというカッコいい名前がついたのだそうです。
「ソロモンメソッド」の名前は知っていましたが、言われは、今回初めて知りました。
なるほどー。
思いがけず、小林尊さんの声を耳にすることができた
土曜日の夕方でした。
今日は星がきれいでしたねー。