なのですなあ。
私は受験、というと、清水義範の『学問のススメ』を思い出すよ。
受験勉強しなければならない高3になっても、テニス部に顔を
出したりして、適当にやっていた主人公は、予備校生に。
この予備校で、言葉づかいはなよっとしているけど、成績優秀で
面倒見のいい大道寺とか寺の息子で漢文だけはマニアティックに
得意という男と出会い、さまざまな季節をへて、2回目のチャレンジのあさ。
とんでもないアクシデントに見舞われて、主人公はまたもや志望校に
落ちてしまう。
しかし主人公はあきらめず、もう一年だけ頑張ってみようと思うのだった。
そこからフィナーレまでは、もう、仲間だった男たちはそれぞれの道を
歩みだしているので、主人公はけっこう孤独にもがいている感じだ。
そして運命の3回目の受験。
という物語なのですが、3巻もので長いけど一気に読めてしまう。
NHKでドラマ化しないかなーと思っていたけれど、たぶん、まだ
どこでもドラマ化してませんね。とてもおもしろくて、その年頃の若い
人にはほっとするドラマになると思うんだけど。
あとは小林よしのりのギャグ漫画。「東大一直線」という
タイトルからしてストレートすぎるマンガ。
小学生か中学くらいの頃だったと思うけど、「パープリン」という
言葉は傑作だと思うわ。
山岸凉子の「メタモルフォシス外伝」。風と共にやってきた蘇我要によって、
受験一辺倒だった学生たちは変わっていく…という物語なんですが、
マンガとはいえ、モーレツ受験校の描写に目をまるくしてましたねー。
八木重吉の詩の箇所が好きでした。
受験ものって、妙な熱気がこもっていて面白いですよね
あ。「ドラゴン桜」も読んでいましたよ。連載当時からですが、
途中で「モーニング」をやめたので、結末は分からないのですが。
あの二人は、無事に東大に入れたのでしょうか?