胡桃をくるみ割りじゃなくて、金づちで割って、竹ぐしでほじっていると、
いつも思いだすのが、
耳かき。
胡桃のあのうねうねした回廊と、耳の複雑に入り組んだ感じが、
ひどく似ている、
と昔から思っていました。
いつも誰かに話そうと思っていて、ずっと忘れていたんですが、
いまここに書けてよかったです。
胡桃の実と固い殻の間に、薄茶色い皮があって、その薄茶の皮ごと
ごろっと胡桃の実がとれると、うれしいのも、
耳かきで大物がごそっと取れるとうれしいのと、同じ種類の喜びという気がするし。
みなさんは胡桃と耳って、似ていると思いませんか?