なかばさん、そういえば私の家も昔は掘りごたつがありました。
今でもあれはなかなか良かったと思いますが…。
掘りごたつを経験していない方もいらっしゃると思いますが、
まあ、こたつのまんなかが囲炉裏みたいに掘り下げられているわけですよ。
夏は畳をしてあるわけで、冬になったら畳を外して掘りごたつを出すと。
やぐら、っていいましたね、掘りごたつのあの組み木のことを。
かなり深く掘り下げられているから、小さい子や猫なんか、中に入って
遊んだりうたたねしたりするわけだ。たまーに、二酸化炭素中毒になった猫が
フラフラ~と出てきたりで、いや実は意外にスリリング。
中に入っているのは、練炭だったかな。とにかく、電気じゃなくて、火。
だから、足を焙っているうちに、うっかり靴下を焦がしてしまうというのも
よくあったわけでして。
そういえば、昔は靴下の継あてって、当たり前だったなー。あれは掘りごたつと
関係があるんだと思うんですがどうでしょうか。
きわめつけの問題点としては、おバカな子どもが中に入っているのを知らずに、
炭を入れたところ、うっかりその子どもの背中に置いてしまった、みたいな事故が
起きるところでしょうか。もちろん私のことですが。
自分の目には見えないところのやけどだし、記憶にもないくらい小さい時のことなんで
覚えていないんですが、私は火がついたように泣いて(いや火がついたんだまさしく)
やっちゃった叔母はショックで一時母乳が止まったそうな。
でも病院から帰ってきたらもうにこにこしていたそうだが。
天使みたいだった2歳頃だと思います…
やけどの跡は、ビキニでも着れば、だろうけど、ビキニというタイプじゃなかったので、
結局誰にも気づかれたことがないし、自分でも気にしたことはなかったです。
暖かいんだけど、それなりに、問題点もあるんですよね。
そういえば、掘りごたつの下に、電気コタツの、温熱機器部分(でいいのか)だけを
入れて使えます、みたいな製品が売られていたころもあったけど、あれって
今でもあるのかなあ。