若いころ読んだ富岡多恵子さんのエッセイで、食料の常備について
ある農家の台所を見せてもらったおりの感想がかかれてありました。
塩や味噌、漬物は多種にわたって大量に、米、豆類など穀物類の備蓄も
おそらく3年分はあるに違いない、一方私は備蓄はなにももたずにその日暮らしである…
みたいな内容だったと思います。違うかもしれないけれども、
備蓄をするために、私も農業を始めます、とか、
実は味噌や漬物は田舎に備蓄があるのよ、とか、
そういう展開ではなかったと思う。
米不足が起こり、外米が輸入されるという年より、だいぶ前に読んだので、
その時はなんとなしに読み流していたけれど、
何年もたってから、たまに、ふっと思い出すことがあります。
米・塩・醤油・砂糖・味噌・野菜・油類くらいは切らさないようにするけど、
せいぜい1ヵ月分くらいだしなあ。
昔はよく安い時に買いだめしなきゃ!とはりきっていたけど、それほどの
節約効果があったんでしょうか。
備蓄はともかく、味噌を作ったことはないので、そのうち作ってみたいとは
思う私でした。
作ってみれば、またなにか感じるものもあるかもしれないし。
ちなみに、保存食つくりで今までやったことのあるものは、
梅干し、らっきょう(甘酢つけ)、栗の渋皮煮、ピクルス、
白菜づけ、いちごジャム、リンゴジャム、夏ミカンのマーマレード、
山椒の醤油漬け(一度しか作ったことがない。なんでつくったんだろう)
フルーツケーキの中身のドライフルーツ漬け(およそ10年分はありそうだ)
などですが。たくあんはつけたことがないなあ。
とりあえず今年の年頭目標、味噌ってことで。