さて、おでんの大根だけ勝負。
一組目には、池田亜紀さんが。
番組も、もちろん、池田さんがこの組では飛びぬけることを
想定していて、私との絡みを意識していましたね。
でも!
私はおでんの大根は4kg行けばいいだろう、と楽観していたんです。
5kgいったら、ダントツトップじゃろ、って。
甘かったですね。
池田さんが4kg超えた時に、すべてが終わったと思いました。
しかし、もっと終わったと思ったのは、
「大根ありませーん。調達できるまで、待っててね? ごめんね」
でした。衝撃Y(>_<、)Y。もうおうち帰りたい…。
だって、朝から体調をこの瞬間にあわせて待っているわけじゃないですか。
喉も乾いてきたし、やばいよー。
結局、うつらうつらしながら、山梨からきた大食いのお友達(2007年の東京予選で
気になっていた女の子。すごい大食いではないが、きれいな姿勢と雰囲気だった)と
ぽつりぽつり話して待ってましたが…。
あとで聞いたら、一人2kgで用意してたそうです。甘いね! ってか選手舐めすぎだろ。
さんざん待たされたあとの勝負は、端っから、私と宮西さんのデッドヒート。
10分くらいたったら、二人しかいなかった、みたいなさ。いいのかおい、って感じだ。
しかし鼻水がでろでろ出て止まらないったら。最悪…。
寒いのも寒いが、風が吹きすさぶ中でアツアツのおでんってどうよ。
これで鼻水が垂れなかったら、その人は、たぶん、すでに人ではないです(笑)。
宮西さんに抜かれた時、どう思ったかって?
(最後に笑うのは、魔女さ!)ですよ。ぜんぜん、動揺しなかった。
たぶん、彼女は負けたことがないだけに、少しでもコンディションが
悪くなったら、ガタガタになるはずだと思ってました。
30分過ぎたところから、宮西さんは箸が進まなくなり、私は(ここだ!)
と、スパートをかけました。自分がペースを落としたところで、ライバルに
スパートをかけられると、経験の浅い選手は、確実に落ちます。
根性が悪いみたいですが、こういう修羅場をくぐり抜けて、
大食い選手は進化していくのです…その後の宮西さんの
活躍ぶりは、みなさんご存じのとおりです。
「姫」は、「待っててくださいね」と、勝負をしめくくりました。
おそるべし、ふつーの宮西さん。