そりゃあもう、泉さんが相方じゃなかったらどんだけ
きつい仕事であっただろうかと思う。
悪気はなくても、スタッフさんは「6㎏」は「6㎏」という
考え方で。ためしに、お蕎麦の3㎏とパンの3㎏、どっちが
食べやすいか、って考えたら分かりそうなものですが。
でもまあ、ふつー、㎏単位で食べないしね(笑)。
その、悪気はないが、けっこう斬新なスタッフさん発言に
棒立ちになってしまう菅たんにとって、良識のある泉さんの
存在は大きかった。
今回、巨大ラーメンもたしかにきつかったのですが、
私は勝算はあると思っていました。できなきゃ、混合戦に
挑む資格ないよ、さえ思ってたひそかに。
口では、無理かもしれない、と弱気発言をしていて、それも
嘘ではないんだが、でも、心の底の底では。
意外に手こずったのは、葛飾区の横浜花菱「天丼屋」、
の、「荒法師怒りの弁慶釜天丼」5.6kgですよ。
制限時間45分と聞いていたんですが、現場に行ったら40分となっていて、
あら、とは思ったんだけど。まさかあんな危ない橋を渡ることになろうとは。
ちなみに、総重量2.8kgのチャレンジは制限時間30分。ちょっとどおゆうこと~。
油ものがきついという話でも、総重量の問題でもなく、
御店主いわく、「あの天ぷらは戦闘用ですから!!」。
「今度は、ふつーの美味しい天丼食べにおいでねー」と、
菩薩みたいなやさしーお顔で言われて、送りだされた夏の日の思い出。
そうです。戦い用なので、がっちり固いんです。天ぷらって、
揚げて時間がたつと、固くなって食べにくいんだ。
はじめから、相当時間を意識して食べていたんですが、それでもああいう。
泉さんが、ずっと、
「まだ時間はあります」と言い続けてくれたことが、大きかった。
言葉の力って、大きいんですよー。
大食いのことが分かっている人が、解説についてくれている現場は、
安心感があります。