そういえば、『星の王子さま』の訳者の方、
「内藤濯」って、すんげーいい名前じゃないですか?
「濯」は、あらう、の他に、かがやく、という意味もあるみたいです。
川面のきらきらかがやくイメージの名前ですよね。
もちろん、川へ洗濯へ、という昔話からの連想ですけどね。
それにひきかえ、私の名前ときたら。
うちの父がつけてくれたんですけどね。
「初代という名は、良くもないが悪くもないな」
って、つけたらしいです。
父の実家の裏のおばーさんの名前、らしいですよ。
……
名前負けしてもいいから、良い名前を付けて下さい、おとーさん。
べつに奇をてらった名前でもないんですが、
「初代」って、いまどきにしては、レトロな名前であるせいか、
「菅原初代」で検索すると、私のことしか出てきませんねー。
同姓同名って、あまりないみたい。
私は、よくある、ありふれた名前にあこがれましたけど。
「けいこ」さんが、小5のクラスには4人いて、みんな、
けっこう可愛らしくて、羨ましかった。
私は本が好きなんですが、
小山初代(太宰治の恋人)、
伊藤初代(川端康成の恋人)、
とか、
吉屋信子の『花物語』のガリ勉の女の子が「初代」だったり、
巴里夫のマンガの主人公の、やっぱりガリ勉の女の子も「初代」で、
この名前の人で、いいわあ、あこがれるわあ、
ってな人にあった試しがないんだ。
でも、あんまり言うと、曽根崎のお初天神に怒られるかも。
いい年して、名前コンプレックスがあるのは、
私だけでしょうか。
自分の名前、みなさんはどう思っていらっしゃいますか?