シアターオーブの先行でチケットを入手できたので観てきました。
映像化ができないことが決まっているこの公演、
観ることができてよかったです。
思い入れのある劇場は梅芸メインホールとシアターオーブです。
(四季宝塚を除く)
エドワード・ブルーム 礼 真琴
若い時から年老いた時まで自然に演じ分けておられました。
そしてなにより歌唱の説得力がまるで違う。
「マコトはトニー賞を獲れる」は最高の褒め言葉であって
日本エンターテイメント界の人間国宝と言って良い。
ウィル・ブルーム 極美 慎
ストレンジャー良かったです。
極美慎さんならではの役づくりというか、
役柄と性格がうまくマッチしている感じがしました。
意外とエドワードでなくウィル目線で感情移入していました。
ウィル(若かりし頃) 茉莉那 ふみ
おふみちゃん可愛い。星組専属のプロ子役。
「パパの話の中で綺麗な人は全部ママなの」っていうセリフ良いな。
でもBAD POWERみたいなんで大人っぽい顔されるとドキッとしちゃったり。
ジェニー(若かりし頃) 鳳花 るりな
鳳花るりなちゃんのジェニーヒルも可愛かったです。
最近ちょっと彼女が気になっちゃってる。
・声が通る爆音ねえさん。
・サーカスのシーンは大道芸がメイン。
さりおが思った通りのサーカス団長さんでよかった。笑
・Red, White and Trueのシーンで
何故か一緒になって踊る琴さんが見れました。
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誰もが自分の人生のヒーローになれ、ということなのだと思います。
でも、エドワードは自慢話ばかりするけれども、
自分がヒーローになりたいわけではなくて、
息子自身にヒーローになって欲しかったということなのでしょう。
結末は映画の方が分かりやすいと思いました。
ミュージカル・舞台という特性上、現実と空想の差分みたいなものは
すごく出しにくいのだろうとは思います。
そんななか、最後にウィルの息子がでてくるのはずるい。
物語には、このセリフこの瞬間のために3時間ストーリーを紡いできた、
というのがあるけれど本作はウィルの息子が完全にこれでした。
親子3代の愛情と詩ちづるちゃんと小桜ほのかさんのサンドラの
すべてを包む母性で全体に流れる温かな愛が感じられた素敵な作品でした。
ブロードウェイミュージカルをやってる星組に大感動。
あらためて礼真琴率いる星組が誇らしいです。
なこちゃん出ないし映像化もされないし、
大事なひと作品としてはもったいないとも思ったけど
今この体制の星組で上演する作品はこれでないといけなかったと思えました。
楽曲配信が決まりました。
実際にアンドリューリッパ氏が聴いて許可を出したとすると、
それはとんでもなくすごいことだと思うんですよね。
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おまけ。最近の星組グッズ。
AIRDOさんもBIG FISHカラーですね。