20240210_花組「アルカンシェル」 | Hon Taku の With My Soul

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「感想記録用ブログ」
ときがながれてのこるものはめにみえないものだけ

この日、本来なら初日翌日の11:00公演のSS席が当たっていたのでした。

それが公演日程の見直しにあって15:30公演に振替に、

SS席ではなくなってしまいましたが、なんと初日公演を観劇できました。

 

ごえんあって初日を拝見します。
よろしくおねがいします。

 

 

小池先生の一本モノ、ナチス占領下のパリでレビュー劇場の奮闘を描いた物語。

私としてそこまで花組さんに知識と思い入れがあるわけでないので、

感想が適切かどうか分からないので初日から声高らかにツイートするのは

ちょっと違うなと思った次第でした。

初日から文句ばっかり書いてる人もいて何なんだろうと思います。

他人の感想は自分の感想を左右すると思っているので。

 

星組ファンとしては花組さんの劇場は若干アウェイ感を感じる雰囲気。笑

 

 

 

指揮は上垣聡先生。

 

一本モノということで柚香光さんの退団にはどうだろうと思ったけど、

華やかなダンスシーンも多くショーを観た気分にもなれる作品でした。

パリやってるタカラヅカがいちばん輝いてるね。

 

一番気になったのは侑輝大弥さん。

いつのまにあんなイケた男役になったんや。

 

ひとこさんのお役が、ナチスの内部でもエンターテイメントの力を信じている軍人で、

ひたすら星空美咲ちゃんを愛しているとても良い役で、

今後のひとこさんの治世が楽しみになりました。

雪組は壮一帆さん仕込みの男役だしね。笑

 

可愛い娘役さん何人か見つけたのにそれが誰かわからない。

あわちゃんのえがおはこちらまでえがおになります。

104期さんか。美羽愛、美海そら、綾音美蘭、アツい。

 

例によってフィナーレショーも良かったですよ。

蛍の光、歓喜の歌、威風堂々、宝塚と相性の良い三選と思うけど、

ここに愛の讃歌を追加したい。

デュエットダンスのブルーの衣装もきれいでした。

 

「誇りもち誓いあおう、たゆたえどもしずまず。」

この歌詞が何度もでてきて、これが小池先生の今の宝塚に対する

主張なんだろうなと思いました。歌詞内容は別にして、

やはり小池先生の歌詞はハマりがいいのでストレスフリーに観られます。

 

今回、星組も花組も侵略者に対するレジスタンスがベースにある。

ナチスを描くことの是非については難しいのですが、

客にわかりやすく「悪い集団」というイメージがあるのは

物語をつくるうえでは楽になる部分があるのだと思います。

 

節々に感じる週刊誌沙汰。

これはどういう意図かわかりませんが、ストーリーの中に

俳優に演出や振付を任せて過重労働みたくなったり、

ナチスのお偉方が女優をホテルに連れ込んで乱暴してみたり、

今その話デリケートだよね、と思うような描写がいくつもあってヒヤッとしました。

星組次作の「記憶にございません」では是非クリアにしておいていただきたい。