20240127_西本願寺と飛雲閣 | Hon Taku の With My Soul

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ときがながれてのこるものはめにみえないものだけ

龍谷ミュージアムを見たあとで向かいの西本願寺に行きました。

 

西本願寺(にしほんがんじ)は浄土真宗本願寺派の本山の寺院。

山号は龍谷山(りゅうこくざん)。本尊は阿弥陀如来。正式名称は龍谷山本願寺。

「お西さん」の愛称で親しまれている。

 

うちは浄土真宗佛光寺派ですが。

 

 

なんだかスケールがデカいですね。

 

御影堂門(重文)

 

 

阿弥陀堂門(重文)

 

 

透し彫りが精密で美しかったです。

 

 

立派な銀杏の木がありました。

銀杏の木は上に伸びるイメージですが横に広がることもあるのですね。

 

 

 

阿弥陀堂(国宝)

阿弥陀堂の中にはもちろん阿弥陀如来がいらっしゃるわけですが、

なんだかお堂の割にはこぶりな仏さまですね。

 

 

御影堂(国宝)

阿弥陀堂と渡り廊下でつながっているスタイルが

浄土真宗寺院のスタイルのようです。

中には親鸞聖人がいらっしゃるのですが、

写真で見るよりお堂のバカでかさに驚きます。

 

 

 

唐門(国宝)
二条城の唐門によく似た感じ。

桃山時代の豪華な装飾彫刻を充満した唐破風の四脚門。

彫刻の見事さに日の暮れるのを忘れることから「日暮らし門」とも呼ばれています。

 

 

唐獅子やトラやヒョウなんかがいました。

当時の日本にはトラもヒョウもいなかったので想像して描かれたのだし、

「ヒョウはメスのトラ」と考えられていたので一緒に描かれているわけですね。

 

 

書院

 

 

飛雲閣(国宝)

「京の冬の旅」の企画で特別公開を行っていました。

恥ずかしながら知らなかったのですが、金閣、銀閣、とともに

京都三名閣のひとつに数えられる日本を代表する建築だそうです。

通常は非公開のため知名度が落ちますがこの機会に見学しました。

 

 

名勝「滴翠園(てきすいえん)」の池に建つ三層柿葺(こけらぶき)の楼閣建築。

一層は入母屋造りに唐破風と千鳥破風を左右に、

二層は寄棟造りに三方には小さな軒唐破風を配し、三層は寄棟造り、

と実に変化に富んだ屋根になっています。

 

 

左右非対称なフォルムでどこから見ても美しい建築で

空に浮かぶ雲のようだと飛雲閣と名づけられたといわれています。

ただし、誰が造ったかはわからず、謎の多い建物とのことでした。

 

 

船を使って中央の「舟入の間」から中に入ることができるという

なかなか趣向の効いた演出になっています。

 

 

二層は三十六歌仙が描かれた「歌仙の間」

三層は「摘星楼(てきせいろう)」と呼ばれています。

ロマンチックですね。中には入れませんでした。

 

父が「花頭窓」などという言葉を出したら、

ガイドさんに建築関係の方ですかと聞かれました。

二層目は花頭窓で三層目は軍配型花頭窓ということだそうです。

雨戸が閉まっていて見られませんでしたが。