20230408_ミュージカル「マチルダ」 | Hon Taku の With My Soul

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「感想記録用ブログ」
ときがながれてのこるものはめにみえないものだけ

ミュージカル「マチルダ」を観ました。
 

個人的にはあまり子役が活躍する作品は好みではないので、 

わざわざ観に行くこともないのですが、

咲妃みゆさん昆夏美さんの出演が決まりましたので、

一気に2回拝見の態勢に切り替わりました。

今や、作品への興味だけで観劇する作品は劇団四季を除いてほぼ無くなっています。 
このあたり日本の演劇界の難しいところではあると思います。 

 

ということで、ほぼほぼ内容も知らないままシアターオーブに遠征しました。

星組との抱き合わせを狙っていたのですがチケットが手に入らず、

GYPSY初日のチケットも取れずで観劇はこれ一本になりました。

いつも観劇遠征でチケットの繰り合わせよく頑張ってるでしょ?

なかなかうまくいかないときもあるものです。

 

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マチルダ:寺田美蘭

ミス・トランチブル:木村達成

ミス・ハニー:咲妃みゆ 

ミセス・ワームウッド:大塚千弘

ミスター・ワームウッド:斎藤司
ミセス・フェルプス:池田有希子

ホリプロが手掛ける子供が主役のミュージカルとあって、

「ビリーエリオット」が対になるような雰囲気の作品でした。

 

マチルダは両親や学校の校長先生からその存在を疎ましく扱われるが、

でも本人の知識と時には超能力的な力によって人生に活路を見出していく、

というようなストーリー。ハニー先生も重要な役割を担っているお役でした。

 

 

ミス・ハニー:咲妃みゆ 

控えめな性格ながらマチルダを守ろうとされる姿がゆうみちゃんにぴったり。

メガネにピンクのカーディガンの姿がとても似合っていて可愛かった。

ゆうみちゃんと昆ちゃんが共演してるということは、
ゆうみちゃんがマリーアントワネットのマルグリットを演じる日も近いでしょうか、

いや、遠いと思いますが、そうなったらいいなとも思います。 

 

ミスター・ワームウッド:斎藤司

今回はもともと斎藤さんの回でしたが、 田代万里生さんの休演代役もこなされ、

ミュージカル界でも頼もしい存在になられたなと思うところ。

歌もお芝居も申し分なし、アフタートークもさすがの天丼かまして、 
笑いをとっていました。さすがでした。
この役を万里生も演じると思うと、それは見たくてしょうがない。

大阪公演では万里生さんの予定ですから楽しみに待ちたいと思います。

 

ミセス・ワームウッド:大塚千弘

昔から活躍されていて結構な歳かなと思いますが(37歳だそう)

いつまでも若々しく可愛らしく美しくて、お歌は絶品で、

素晴らしいミュージカル女優さんだと思います。

 

 

 

ミス・トランチブル:木村達成

トークショーで出てきてあんなにイケてる人だとは思わなかったな。

トランチブル先生って「ミス」ってくらいで女性なんですね。

ちょっとそのへんを頭の中で理解するのに時間がかかりました。

アフタートークのMVPは達成のおかんでした。

 

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前半のうちは、正直言うと、

話があっちこっちに飛んで話についていけない部分がありました。

突拍子もない展開や歌詞でしたが歌っている本人もあまりよくわかっていない

ということでしたから、まあそんなもんでいいようです。

 

そしてマチルダの運命の大きなところを担うことになるミスハニー。

前半では少し意味が分からなかったマチルダの創作物語にも

一気に意味が出てきてなるほどなと思いました。

 

あとから調べてみると「マチルダ」と「チャーリーとチョコレート工場」

は同じ人の小説作品なのだと分かってなるほどなと思いました。

彼には幸せな幼少時代がなかったんだろうなと容易に想像できます。


また、知恵というより単なるいたずらによって

マチルダが両親や先生を困らせるシーンがあったり、

大人が子供達を罵るようなシーンがあったり、

勧善懲悪とも少し違って、いかにも「懲らしめられるべき存在がいる」

というのはイギリスぽい作品だなと思いました。

岡田斗司夫さんがハリーポッターの解説で言っていたことです。 

 

子供連れもいる中でどれほど適切なのかはわかりませんね。

 

マチルダの同級生の子供に子役ちゃんたちと大人キャストが混ざっている

というところにも初めのうちは違和感はありましたが、

やはり演劇というのは年齢性別その他のものを超えて違う人間を演じることができる、

さらには動物まで演じることができるのが舞台の魅力だと思うので

これも面白い演出だなと思って受け入れることができました。


ラストシーン、子供たちの革命の曲がありますが、

それを歌っていた男の子の歌がすごく上手かった。

マチルダちゃんにも相当量の歌詞とセリフがあってよくやってるなと思います。

 

ビリーエリオットは「でんき」だとすればこちらは「しずか」かな。

 

 

アフタートークでもおっしゃってましたが、

キックボードやら、跳び箱やら、ブランコやら、やたらアクロバティック。 
安全第一で取り組んでいただきたいと思います。


曲なんか復習して大阪公演に備えたいと思います。

本を読もうかと思いましたが結構な分量な本になるのでやめておきます。

映画もあるようなので観てみたいと思います。

 

シアターオーブのホワイエに掲げられたこちらの絵、

かつてこの地に建っていた東急文化会館の映画館「パンテオン」の緞帳

の1/5スケールの再現画で、デザインはル・コルビュジエのデザインだそう。

 

 

 

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岡山空港、国際線のロビーが開いていました。

三年間とざされていた次のステージへの扉が開いた感。

 

 

#ステンドグラス 岡山空港「昔話桃太郎」

 

 

岡山空港のラーメン屋さんでラーメンを食べました。

 

 

 

 

「いろり庵きらく」のカレーそば。