「月とすっぽん」 | にほんみつばちANNのブログ

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にほんみつばちが好き、花が好き、もの作りが好き、自然の中で生きることが大好きな野生人のブログです。

先日、27歳の若者から「にほん蜜蜂を飼いたいので教えてほしい」という電話がありました。

 

この若者は東京でwebの会社を興し、並行して兵庫県の「小代」という所で友達と「スッポンとチョウザメ」の養殖を手掛け始めたとのことでした。そのスッポン関連の商品名が「月とすっぽん」です。スッポンは鍋用に全国発送しています。又、チョウザメは「キャビア」や「刺身」等に加工調理して販売しています。

この養魚場はもともと、80歳くらいのレジェントが50年間経営されていたようですが、教えを乞うてやって来た将来性のある若者たちにバトンタッチされたようです。

 

若者のチャレンジに興味を持ったグランパは、今週の月曜日にミツバチの飼育指導を目的に現地に出かけました。

山陰道と国道9号線を経由して約2時間30分の遠征でした。
 

 

小代は和牛のルーツの「田尻号」が誕生した地としても有名なところです。

 

久須部渓谷にはまだ雪が残っていました。イワナが生息するほどの冷たい清流の谷川が流れています。

 

この地は豊富な温泉が湧きだしており、スッポンやチョウザメの養殖にはもってこいの場所でした。

温泉水が湧く場所の真下に、6棟のビニールハウスがあり、その中でスッポンは快適にすごしています。

真冬でも水温が温かく保てるので成長が早く、スッポンは1年で出荷できるようになるそうです。

これは10センチくらいの子供のスッポンです。卵を採取しふ化させて増やしています。

 

こちらはチョウザメです。7年間育ててから、キャビアを採るそうです。

3年目くらいの時にお腹をメスで開いて、雄雌を見分けるのだそうです。傷口はタコ糸で縫っておくそうです。

その後、雄は食用として販売されます。

 

この後周辺の山を観て回り、ミツバチの置き場に最適な場所を2か所ほど見つけ、巣箱の設置の仕方等を指導しました。

多分、グランパもあと10年ほどすれば、こうした有望な若者たちに日本ミツバチの将来を託すことになるのでしょうね。