子供たちは夏休みに入りました。
集落の小学生は減少の一途で現在3名しかいません。
米子市の中心まで車で15分ほどの近郊にも関わらず、少子化の影響は急速的に忍び寄ってきています。
毎年、「少ない小学生とともに、夏休みの最初に、みんなでラジオ体操をして運動公園を清掃しよう」という行事を企画しています。
グランパは、その役を昨年から担当しています。
今朝は40名くらいの方が参加してくれました。
みんなで1年ぶりのラジオ体操をして、そのあと1時間ほど剪定や、除草作業をしました。
地面は、事前に「老人会」の方々が除草剤散布をされているため、草は茶色に枯れています。それを熊手でかき集めて捨てる作業になっていました。
除草剤の嫌いなグランパにとって恐ろしく感じられる光景でした。子供たちが、この上で土にまみれて遊ぶことには抵抗があるのです。。
(もっとも、この公園を毎日使うのは子供たちではなく、グランドゴルフをするお年寄り達ですが)
スギナがこんなに見事に枯れてくれれば、人間誘惑に負けますね。でもきっと、土の中は何も住めない世界になっているのでしょう。
その横では、これも毎年の夏の「恒例行事」なってしまった、農薬の空中散布のヘリコプターが忙しく往復運動を繰り返していました。
胴体からは4倍の高濃度のネオニコチノイドが霧になって落下しているのが遠くからでもはっきり見えました。
除草作業が終わると、これまた「恒例行事」になっている、「ホタルの里」作りのイベントが予定されていました。
集落の近くの谷間を流れる川にはたくさんの「ゲンジボタル」が生息しています。6月になると谷川沿いに2キロほどの区間に何万匹単位の蛍が飛び交います。
周囲に広報していないので蛍見物に来る人はいません。『知る人ぞ知る』の穴場ではあります。
灯りが全くない谷川沿いはそれはそれは幻想的な世界になります。
その谷川に、みんなでたくさんの瓦礫石を投入する作業をしているのです。
こうしておくことで、蛍の幼虫の食料になる貝が付着し、蛍の幼虫がたくさん生息できるようになるのです。
数か月前、県の土木課の担当者が来て、「増水対策としてこの谷川の底をコンクリート化したい」と提案しましたが、我が集落は拒否しました。(2キロ上流の集落は了解したそうです。)
昨日から今朝までの、わずか数時間のグランパの周囲の人間の行動を振り返ってみると、
「雑草には除草剤」「カメムシは、ネオニコチノイド」「グランパは蜂移動」「蛍をみんなで守る活動」 等々。
「人間ってなんて身勝手な生き物なんだろう」と思わずにはいられません。