「不妊治療と出生前診断 ~温かな手で~」
信濃毎日新聞取材班 講談社文庫
新刊です。
日曜日の新聞の広告欄で見つけて
即買いして、読んでいます。
・AIDを受けるご夫婦
・出生前診断を受けたご夫婦
・新出生前診断をする医師側からの視点
・世界の情勢
・陽性の診断結果のあとの選択
・家族について考える
そんなことが書いてあります。
まだ取り掛かったばかりなので内容については後日触れますが
そんな中で、
AID(非配偶者間人工授精)の選択をするかどうか迷っているご夫婦が
保健所の不妊相談窓口に行った時のこと
夫がTESE(テセ)の手術を受ける予定だと説明した。
するとカウンセラーが「すみません、TESEってなんですか?」と聞きかえした。
里奈さんは黙り込んだ。「テセを知らない人にAIDのことを話して、
自分の気持ちを理解してもらえるだろうか」
あたりさわりのない会話で、1時間の相談時間を終えた。
との記述がありました。
通常のカウンセリング窓口で、たまたま不妊を取り扱うのであれば
上記のようなことは起こりうることだと思われますが
少なくとも、不妊相談窓口では、知っておくべき知識というものがあります。
*TESEとは、男性不妊で精子がない状態の場合
睾丸にメスをいれて、直接精子を取り出す手術のことをいいます。
男性不妊で自然妊娠が不可能な場合でも
この手術で精子がとりだせると、顕微授精が可能になります。
考えても考えても、答えが見いだせない
誰に相談もできずにいたあげく
勇気を振り絞ってとどりついた窓口でこういう対応を受けることは
避けるべき事態だと思います。
医療技術は日進月歩で
知っておくべき知識も、日々増えていっていますが
常にアンテナを張って、クライエントさんと一緒に考えられる体制は
持っておかなければ、と改めて感じました。
